コロナ日記104:長期戦に向けて腹を据える。

  • 6月24日(水)全米での新感染者の数、4月の最高記録(3万6千739)に次ぐ(3万6千126)。
    • カリフォルニア州7,000ケース以上。
      • 7月17日に再開予定だったディズニーランドは再開無期延期の発表。
    • テキサス州6,200ケース。
      • 医療が大産業の一つの都市ヒューストンではICUのベッドが97%使用状態。
  • トランプの支持率低迷:3/5の投票者がトランプのコロナ対策を不適切と評価。
    • 民主党大統領候補ジョー・バイデン、トランプの支持率を14パーセント上回る。

朝練ライブ配信初日。

5時半に起床して、準備します。眠い。余り心の準備も計画もなくウォームアップやパッセージの練習など。下が今日のライブ配信の録画です。

取り合えず、朝練ライブ配信始めたことは良しとして、やはりガイドラインは必要なので明日から毎朝バッハのゴルトベルグ変奏曲を解説つけながら一曲ずつやっていきます。

明日のライブ配信は時間が来たら下の画面をクリックするとご覧いただけます。

朝一で練習するのは久しぶり!今日は日中もいつもよりとても充実した練習ができました。コロナとその経済悪影響や社会的インパクトは長期化しそうです。私は音楽家として、出来ることをしなければいけません。

なんだか今日は普段よりアーティスティックな一日を送りました。読書もしたし、昨日途中まで観た映画を最後まで観ました。ミリキタニという日系アメリカ人のホームレス画家のドキュメンタリー。第二次正解大戦中の日系人の強制収容所が個人や家族にどんなに深い傷を残したか。若い人の可能性や将来がその一括した政府の人種差別により、どれだけの損失を被ったか。今のBLMと重ねて、色々考えさせられる映画です。

私、マンハッタンに住んでいるころ、この人知っていたのです。お話ししたことは無かったのですが、東洋人のホームレスは珍しいし、いつも絵を描いていたので目立っていました。その頃は今と違って社会問題意識に欠け、兎に角自分の音楽人生に没頭していて、自分の言動が周りや社会にどういう影響を与えるかなんて考えてもいなかったし、ましてやホームレスの人に声をかけようとか、その人の描いている絵に芸術性が在る可能性なんて、これっぽちも考えなかったというのが、正直なところです。むしろ(こうならない様に頑張らなくちゃ)と思うくらいの若い傲慢さが在ったかも知れません。この映画は本当に色々な意味で考えさせられました。

近所にホームレスの人がいます。いつも教会の駐車場で寝ています。顔見知りになりました。(何か要りますか?)(お腹は空いていませんか?)と声をかけた方が良いのだろうか?と思いつつも、本当に我々の家の隣にいつも寝泊りしているし、私が住んでいる家も知っていると思うし、それに彼はたまに大きな声で独り言を言っているので、まだ聞いていません。でも、いつもジョギングの時にお互い手を振ります。私と野の君は「ホームレスのおじちゃん」と呼んで、親しみを感じています。最近はホームレスのおじちゃんは私を見るとニコニコしてくれます。そうすると、むしろ下手に手を差し伸べることは、友情を壊し彼のプライドを傷つけてしまうのではないか、という懸念も出てきます。彼はなぜか就寝時以外はいつも重そうなショッピングカートを押しながら近所を行ったり来たりして移動しています。その為にジョギングの行きと帰りに別の場所で2,3回遭遇する事もあります。今日も道を隔ててすれ違いました。そしたら初めて、彼が口に手を当ててメガホンの様にして「Good morning!」と言ってくれたのです。彼の声を聴くのは初めてでした。今までは私が「Good morning」といっても、彼は手を上げるだけだったのです。なんだかとっても嬉しくなってしまいました。私も「Good morning!」と返したら、「Good morning, good morning!」と数回確認するように「うん、うん」と頭を立てに振りながら言った後「Have a nice day」と言ってくれたのです。これは別に何ともない、沢山の人に云ったり言われたりする決まり文句ですが、なんだか本当に本当に嬉しくなってしまいました。「You too!」と返しながら、心の交信というのは、言葉の選択以上だなあ、と思いました。

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