コロナ日記㉒：失業保険に関して

• マスクの有効性について数週間の賛否両論の末、CDCが公共の場では全員布で顔を覆うべし、と推奨
  • トランプ大統領：「自分はマスクはしない」
• アメリカ全国で3月中に70万以上の仕事が無くなった。
  • 4月は更に状況悪化の見込み
• タイは国際便の着陸を遮断。

失業保険について書きます。

まずご理解頂きたいのは、失業保険は連邦政府が大まかなところを決めますが、配布や細かい規定などは州の自治体が運営しています。私はカリフォルニアのEDD(Employment Development Department)に、失業保険の申請をする事になります。

次に、Unemployment Insurance（失業保険）はCOVID-19の非常事態を受けて連邦政府によって発行されたCARES Act (Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act) は通常失業保険が適応されない自営業やフリーランサーにも適応されることになりました。この枠に私も入ります。

最後に、下のスクリーンショットをご覧いただくとわかるのですが、CARES Actと労働省がまだ各州にCARES Actが実際にどのように適応されるべきかと言うガイドラインを発表しておらず、新しい枠の申請は待ってくれとEDDのHPが言っています。

以下、上のスクリーンショットを一部訳します。（注：私は個人的に訳しています。資格を持った翻訳者ではありません。正確さを優先させベストを尽くしますが、万が一誤訳や誤解が在った場合はあらかじめご了承ください。）

失業保険の申請をされる方々へ。

この（EDDの）ページは(CARES Actによる新規ルールの)新しい情報が入るごとに更新されます: 通常の週ごとの支払いに足される＄600のこと、通常の失業保険が切れた後、必要に応じて連邦政府によって支給される13週間分の失業保険のこと、そして新しく自営業者やフリーランサーに支給されるPandemic Unemployment Assistance (パンデミックによる失業のための支援）プログラムについて。EDDはこれらの事について連邦政府からの指示を仰ぎながら、出来るだけ迅速に対応を進めていきます。

• 申請のプロセスをより素早くするためには How to Set Up a UI Online Account (DE 2338H) (PDF) （オンラインUI（Unemployment Insurance)アカウントのセットアップの仕方）をご参照下さい。
• 申請書の記載へのご質問やお手伝いはAmerica’s Job Center of California^SM にお電話をし、EDDの担当者との予約を取ってください。
• 申請書提出が審査され、資格者にお支払いの手続きが整うまで最低3週間はかかります。ご了承下さい。
• 連邦予算は、貴方が迅速に仕事復帰ができるように色々な補助枠を汲んでいます。例えば、住居・保育園・移動手段の経費などに対する補助です。詳しくは： COVID-19 Additional Funds for Workers and Businesses

アメリカは多様を良しとする移民国家として、例えば運転免許証の試験なども英語でなくとも中国語やスペイン語や日本語でだって受けられる。でも今回の非常事態で政府もそういう色々な言語のサイトや書類を用意している暇がない。．．．と言うことで言葉のハンデがある人は、失業保険にも他の支援金にも申請する事が難しくなってしまう。そういう方のお手伝いができれば、と思って失業保険申請に関して訳しています。ご質問などおありでしたらコメントを残してください。

色々な混乱が生じている。同業者の間でも、どうやって失業保険の申請をすればいいのか、本当にしても良いのか、色々な噂や意見が飛び交っている。しかし担当者だって今は連邦政府が何をどう決めるかまだ未知なのだ。失業保険の申請ケースが記録破りで、サイトがしょっちゅうクラッシュする。NYで失業保険の申請をした友達は、3日間一日中担当者と電話でやり取りしたり、担当者に待たされて電話を握って数時間待ったとか、とSNSに挙げていた。

でも私たちの敵はお互いではなく、ウィルスだ。担当者も、そうやってSNSに情報提供をしている同業者たちも、皆何とか相手の役に立とうと善意で一生懸命やっている。お互い励まし合って、それぞれできる貢献をして、何とかこの苦境を乗り越えようと頑張っている。