練習というのは、何がどうして出来ないのかを解明し、解決するプロセスです。だから最初から最後まで曲を弾き通すのは、本当の練習ではないんです。「難しい」「出来ていない」と自分の中で正直に認めて向き合うのは、中々出来ないものです。
私は演奏技術よりも音楽性や音楽観を、そして自分の内面を人とシェアするやり方をずっとずっと摸索して来たのだと、振り返って改めて思い知る。
今我が家のピアノの楽譜立てには5枚の、雲中供養菩薩の絵ハガキが置いてあります。先月和歌山県に4日間の弾丸出張をした際、帰りに京都にある平等院に足をのばし、すっかり魅せられてしまったのです。