コロナ日記58:無料配信の是非

  • CDCの総監督を含むホワイトハウス要人が数人、感染の可能のため隔離。
  • 韓国で新しい感染者が34人
  • ブラジルの犠牲者一万人を超える。

「無料配信をすると、コロナの後もライブにお金を払ってくる人がいなくなる。」というのが、主な無料配信反対論である。聴き手の質が下がる。「ながら聴き」を推奨していることになる、という論点もある。

然り。

生演奏の市場は録音に始まり、一番最近はストリーミングの影響で脅かされている。

音楽は食べ物に例えられる。音楽の無い生活は人間味の無い生活だと、私が思うのは音楽家だからだろうか?脳神経科学によると、そうでも無いらしい。

でも、更に私に言わせると、生演奏の共体験の音楽以外は全て、代用品に過ぎない。

非常事態、飢えるよりは缶詰でもジャンクフードでも食べるのは必然だ。でも、缶詰を食べながら人は、グルメのコースを夢見るだろう。缶詰を毎日食べ続けて全く平気な人は、私は人間性が少し乏しいと思う。強いのかも知れない。こういう人が生き延びるかもしれない。でも私に言わせると、豊かな人生ではない。

そして音楽家の立場から言うと、私はどうしても音楽を創り続けなければ、私が私でなくなってしまう。こうなって見て初めて分かった。私は自己鍛錬のためだけに練習はできない。私には、ライブ配信であっても、無償であっても、シェアする機会が必要だ。

私は非常事態中、出来る形で音楽シェアリングを続けます。このブログにしても、ライブ配信にしても、オンライン講義やレッスンにしても!例え無報酬だったとしても、私の音楽は生活の糧だけではない。私の音楽は私の性・運命・社会貢献、そして道だからです。

2 thoughts on “コロナ日記58:無料配信の是非”

  1. 小川 久男

    お疲れ様です。

    無料配信の件は確かにその懸念があります。
    わたしは、生演奏派ですから一発真剣勝負が好きでチケットをっ購入します。
    録音したものを聴くことは作曲家や演奏家の検証と思っています。

    演奏者はは、作曲家の原音の再現です。

    小川久男

    1. そうなのですか。
      勿論、聴き手にも嗜好や観点はありますよね。
      真希子

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