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とうとう我が家の新鮮な果物がミカンだけになってしまった...
私は果物が大好きである。朝はヨーグルトにバナナとブルーベリー。おやつはリンゴ。そして乾燥果物(プルーン、ゴジベリー)や、冷凍果物(ブルーベリーや、チェリー、ラズベリー、イチゴなど)がわんさかあればあるほど嬉しい。でももうバナナもない。リンゴもない。ミカンはあるけれど食べ応えがない!乾燥・冷凍果物はあるのだけれど、やっぱり新鮮な果物が欲しい。
そしたら…ジョギング中に路肩に枇杷の木発見!枇杷の木は大抵、人の家の庭に植えてある。明らかに実が食べられないで、地面に沢山落ちている木からは2,3失敬したことはあるけれど、やはり気が引ける。でもこの木は歩道がない道路の横の道に生えていて、しかも実がいっぱいなっている!ポケットに詰め込めるだけ収穫!
私が育った横浜の家は、庭に立派な枇杷の木があって、到底一家4人では食べきれない量の枇杷が毎年初夏に生った。お隣におすそ分けをしてもまだバケツ何杯分も余ってしまい、母が甘く煮たり、凍らしたり、色々したけれど、あの枇杷は大きくて甘くて本当に美味しかった。それに比べたらずいぶん小ぶりで、甘みも控えめだけれど、家族と一緒に大騒ぎをしながら収穫した思い出が蘇る、私にとっては愛おしい果物。
そして、木から収穫といえば、もう一つ楽しい思い出が在る。話せば長くなるのだが、私は何度か豪華客船にゲスト・アーティストという身分で乗り込んだ。乗客と同じ扱いで、経費は全てカヴァーし、月給ももらえて、仕事の内容は一週間に1・2度演奏するだけ。これで私は地中海巡り(ギリシャ・トルコ・イスラエル・エジプト)や、南ヨーロッパ巡り(スペイン、ポルトガル、南フランス、など)、カリブ海巡り、アマゾン川下りなど世界中を巡らせていただいたのである。う~ん、思い出していると楽しくなってくる。その時の逸話の一つ。
同じ船で働いていたフランス人の友達とギリシャの島をぶらぶら歩いていたら、ザクロの木が在った。道の真ん中。誰かの所有地とかでは無さそう。
「実を取って、食べながら歩こうよ!」
2人で背伸びをしながら届く実を引っ張って取ろうとしていたら、しわくちゃの顔の高齢の男性が「#@*$」と何か大きな声を上げ、明らかに不満そうな様子で急いで近づいてくる。(怒られる!)と首をすくませている私たちを前に、男性は立ち止まり、私たちが取ろうとしていた実を指さし、明らかに否定的な様子で大きな声を発した後、するすると木に登ってしまった。
(…な、なにが起こっているんだ!?)
茫然と立ち尽くす私たちのもとに、男性はまたするすると降りて戻ってくると、手に持っていた2つのザクロを一つずつ私たちに渡し、「これらの実は熟れている。お前らが先ほど取ろうとしていた実は熟れておらん!」と一生懸命説明しているのだった。
…こう言う思い出って絶対に忘れない。
あの男性はまだお元気なんだろうか?ギリシャはコロナの影響がどれくらいあるんだろう?元々凄い不経済だったけれど、大丈夫なんだろうか…?
昨日訃報を受けた友人の死で、そのコミュニティー繋がりの友達と今日はメッセージ交換や電話での会話が次々とある。その合間に昨日に続き、木曜日のライブ発信に向けての機材調整、そして練習。…なんだか取り止めの無い一日になってしまった。でも電話越しに、友達と一緒に涙を流すということは、多分すごく意義が在ることなんだと思う。それで、良いのだと思う。