- NY市長:7月には規制緩和ステージ2を検討。屋外での飲食サービス・床屋再開、など
- ラスベガスのカジノが数か所営業再開。ギャンブラーにはお互い2メートル以上の距離を要請。
- 高齢者施設・牢屋・食料品加工工場での感染率は高いまま。
- プロテスト参加者にはCovid-19の検査が推奨される。
アメリカの黒人差別の問題を分かりたい。今、そういう思い色々見聞を深める努力をしています。そんな中、今回のプロテストに賛同してワーナー・ブラザーズが「黒い司法」という映画を無料配信する事を発表しました。でっち上げられた無実の罪で死刑囚として入獄していた黒人男性を阻む組織的人種差別に挑むコミュニティーの話しです。この映画の主人公である弁護士の回顧録に基づいて制作された実話です。
「黒い司法:0%からの奇跡」
他にアメリカの歴史的、かつ社会構造的な黒人差別を理解するのに参考になりそうな映画の中でも、特に音楽関係のものを2本ご紹介します。
「グリーン・ブック」(2019)
グリーン・ブックというのは黒人向けの旅行ガイドブックです。1936年から1966年まで毎年出版されていました。黒人は公共交通機関でも差別を受けることが多く、なけなしの収入から車を購入する黒人は驚くほど多かったそうです。でも黒人のリンチが盛んだったジム・クロウ法の時代です。移動手段を得た後にも、飲食店や給油所や宿泊施設などで差別を受ける。そこで、グリーン・ブックは黒人に比較的友好的な商店のリストを出版していたのです。映画はこのガイドブックを片手に南部を演奏旅行する黒人の天才ピアニストと、用心棒として雇われたイタリア系アメリカ人の、実話に基づいたストーリーです。
路上のソリスト(2009)
非常な才能に恵まれ奨学金でジュリアード音楽院で勉強していた黒人のナサニエル。精神疾患を患ってホームレスとして路上で演奏しているところをLAタイムズの記者に記事に書かれたことで人生の転機を迎えます。この映画の基になった新聞記者の回顧録と映画の評は私はすでにブログで書いているので割愛します。
今日のヴィデオは2005年からのものです。ラフマニノフの音の絵作品33より7番。
お疲れ様です。
このところの黒人問題などのテーマは余りにも深く適切な言葉が見つかりませんでした。
Facebookにこんな言葉がありましたので贈ります。
小川久男
世の中で一番怖いのは、
一つの価値観だけが
正しいと信じること。
世の中には、
様々な立場、考え、価値観が
絡み合ってできているわ。
それが生き物のように時間と共に変化している。
それを一つの価値観だけでジャッジすることは、
無数の誰かを傷つけ、
否定することになる。
柔らかく生きましょ。
小川さん
ありがとうございます。
本当にそうですね。
柔らかく行きましょう。
真希子