休養中ですが、刺激が多く段々ムズムズ…

4月ごろから本当に毎週末本番がありました。
毎週末本番があると言う事は、
週日には個人練習とリハーサルがある、と言う事です。
その上に教え、論文のリサーチと執筆とミーティング。
さらに演奏に必要な旅行とその準備。
今年は日本の帰国前後も、すごく強行軍だった。
日本に行く二日前にルイジアナ州まで車で片道2時間半の遠征演奏に日帰りで行って
日本に着いた翌日から二晩続けて夜遅くまで飲み会に参加し、四晩目から演奏。
時差ぼけを感じている余裕も無い感じのぎっしりでした。
本当に楽しく、ありがたく、過ごしていたのですが、
日本からヒューストンに帰って来てバタンキュー状態。
普段は朝型の私が昨日はやっとベッドから這い出してきたのが11時。
11時半に約束していた昼食のために、あわてて身支度をしました。
昨日は本当に食っちゃ寝日だったな~。
でも、とても充実した食っちゃ寝日でした。
昼食は、カンボジアで地雷撤去の仕事に携わっていたと言う女性のお話しを聞きました。
彼女がかかわっていたNGOのサイトはこちら:
http://cmc-net.jp/html/rinen.html
カンボジアでは例えばかつて多くいた少年兵は野宿をする際、
自分の一夜の寝床の周りに地雷を埋めて自分の安全確保をしたそうです。
年若い少年兵が自分で地雷を設置し、朝目覚めと共に撤去できるほど
地雷と言うのは手ごろで撤去も比較的単純だそうですが、
でも取り残しも数多く、
今でもせっかくマイホームを買ったら裏庭に地雷が…などと言う
深刻な状況も多々あるそうです。
そして、地雷撤去その物は簡単でも地雷の種類が何十種類とあり、
それぞれが撤去方法が違う、なども問題の複雑化をしているようです。
私は今、自分のスキルセットを活かして国際親善の様な事に関われないかと思っているので、
実際にこういう仕事に携わっていた人のお話しを聞くのは非常に刺激的でした。
夕食は、ヒューストン総領事公邸で開かれた
歌のリサイタルとそのレセプションでした。
木下美穂子さんはヒューストン在住で、国際的に活躍されているソプラノ歌手です。

ピアノ伴奏を務められた戸田輝彦さんは、
ヒューストン・グランド・オペラを始め
ヒューストン界隈で指揮や合唱指導、オペラ伴奏などでご活躍なさっている方です。
至近距離で聞くオペラと言うのは、音波が肌で感じられる迫力があります。
良く知っているアリアを沢山取り上げてくださったリサイタルで、
最後はノルマのアリアで総領事ご夫妻、日本人会会長を始め、
聴衆全員が笑顔で総立ちの、素晴らしい会となりました。
オペラと言うのは、音楽と言う媒体の中では器楽演奏とはかなり違う物です。
極端に言えば、クラシックピアノとクラシックバレー位違う芸術分野。
でも同じヒューストン在住の日本人と言うご縁で
オペラの木下さんともヒューストンバレーでご活躍なさる皆さまとも
親しく交流ができる。
そして言葉を交わしながらその訓練の賜物に触れ、
そこで培った芸術観や人生観のアイディアを交わし合う機会がある。
そして同じ在外日本人のよしみで、
外交に関わる方々や各業界で重役を務める方々と親しく知り合う機会を得、
こういう方々のご支援を受けさせていただく。
特別に恵まれているな~、と思い、
それを活かせる活動をしたい!しよう!と思います。
しかし私は頑張るのが好きな頑張り屋さん。
火曜日の夜にヒューストンに帰って来てから今日で5日目ですが、
そろそろこういうのんびり生活も満喫しきって
まっしぐらに頑張りたい意欲が、こうしてブログを書いていてもどんどん募ってきます。
起きたのは私にしては驚異的に遅い9時ですが、
論文!読みたい文献が山積み!
そして明日から始まる麻衣子さんとのブラームスの収録!
ブラームスは素晴らしい!!
私の論文トピックも素晴らしい!
がおおおおおおおおおお~~~!
音楽人生万歳!

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