コロナ日記102:本番と練習の違い。

  • 仕事復帰希望や経済不安からくる保健機関の感染専門家に対する嫌がらせ、ハラスメント、脅迫が明るみに。
    • ロサンゼルス郡保健局の局長バーバラ・フェラー氏は今日6月22日(月)「脅迫は先月から始まりました。」と、最初のケースを描写。ライブ配信のインタビュー中のコメントに「彼女は撃たれるべきだ」と書かれた、と発言。「私はそのコメントをすぐ見ることは無かったのですが、夫も子供も同僚もみんな見ていました。」
    • 米国の州や分の保健局は人手も予算も不足の状態でパンデミックを迎えた。不満のやり玉に挙がり、辞職あるいは解雇となった保健機関職員は全米中で何十人にもなると見られている。
  • トランプ大統領:H-1B, L-1, Jなどの就労ビザとグリーンカードの発給を今年いっぱい一時停止。50万人以上の移民労働者の渡米に支障を来す見通し。
    • アメリカ人の失業率の高さを受けてとの説明。
    • すでにこれらのビザでアメリカ国内にいる人達は問題なし。
  • ロサンゼルス郡で昨日に引き続き、新感染者数新記録更新(2,571人)
    • カリフォルニア州の全体感染者数の35%が過去2週間の新感染者。

ベートーヴェンのソナタ作品106は、『ハンマークラヴィア』という愛称で知られる類を見ない大曲です。長い!そして難しい!(弾くのも理解するのも!)2009年に私の負けず嫌いチャレンジ精神を持って日本やNYやLAで演奏させて頂いた後アルバム収録した曲しました。この時に忘れられなかった体験をしたのです。

ハンマークラビアはちょっと聴くと「え⁉現代曲!?」と思うような箇所もあるくらい不協和音が在ったり、ジャズっぽいところがあったりと非常に概念的で理解が困難なのですが、技術的にも大変で、跳躍も多いし、大音量の和音がバンバン続いたり、息切れがするようなパッセージが延々と続いたりもします。この恐るべきハンマークラビアを初めて公開演奏した翌日、凄い筋肉痛に見舞われたのです。いくら難しいと言っても、毎日何時間も練習してきた曲です。それなのに本番一回弾いただけで筋肉痛!?…知り合いのダンサーに聞いてみました。

「練習では何度も繰り返しても筋肉痛にならないのに、本番を一回やったら筋肉痛になる事、ある?」

「あるある!練習中は知らず知らずのうちに自制しているんだよね。でも本番中はアドレナリンが出ていて、歯止めが全くないので、思いっきり踊ってしまって…」

(そうなんだ…!)と物凄く納得しました。

今日は国際交流基金ロサンゼルス支部の主催するライブ配信シリーズ「Music Mondays:Cheer Up with Virtual Concert」が米西海岸時間12時半からありました。下の画像です。

練習している時も一生懸命です。何気ない時の一秒と比べると練習中の一秒は2倍とか3倍とかの密度で色々感じ考えています。でも本番中の一秒の密度は10倍から20倍…もっとかも知れません。どんなに短い曲でも一曲を弾き終えると、旅行から帰って来たような気持ちや、一生を生き終えた気持ちがしたりします。一音に自分の全てを託した気持ちで鍵盤に触れる時もあります。そこまで没頭すると、一瞬前後の見境が無くなり大ポカをやってしまう時があります。そういう時は本当に無念です…

今日は本当に没頭して弾きました。

賞金獲得にご協力ください!投票お願いします!

YouTubeで新しく立ち上げたシリーズ、「Mind-Body Piano Practice(日本語版は『ピアノ道 with Dr. Pianist』)でビジネスアイディアコンテストに出場しています。正規の審査とは別に「視聴者人気投票」もあり、ご参加頂きたいのはそちらです。

こちらをクリック頂きますと、下のような画面に行きます。下にある「Vote Audience Chocie」と言う所をクリックしてください。それだけです。6月23日(火)の11:59PM(西海岸時間ー日本では6月24日(水)の午後4時まで)24時間に一人一票、ご投票頂けます。昨日や一昨日ご投票くださった方は今日もご投票頂けます。よろしくお願いします!賞金は、エントリーページの動画にもありますように、カメラ、編集ソフトウェア、メモリスペース、そして最高速インターネットやピアノの調律などにあてます。

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こちらのURLです。https://newventurecompetition.us.launchpad6.com/2020/entry/7

2 thoughts on “コロナ日記102:本番と練習の違い。”

  1. 小川 久男

    お疲れ様です。
    ハンマークラビアは、時折、聴かせていただいています。
    これを弾くことは大変なんだと宮川久美さんが言っていました。
    一文を読んでその凄さがわかりました。

    通りすがりの素人には、豚に真珠ほどの違いが判りまっせんでした。
    改めて大事に聴かせていただきます。

    コロナ禍で米国世情混乱の中、「アンティファ」による白人への暴力革命はひどいですね。
    若い白人女性や老人を若い黒人男性が殺意をもって殴る蹴るの暴行映像は残酷すぎます。
    運動に理解はできても、白人が家族を守るために保守的にならざるを得ませんね。

    小川久男

    1. 小川さん、

      失礼ですが、「アンティファ」に関するご指摘の情報源をお教え願えますか?
      こちらでは「アンティファ」を偽りに名乗っているグループがあるとのニュースはありますが、実際にはBLMの白人に対する暴力事件の報道はありません。
      事実関係をはっきりさせたいと思います。
      よろしくお願いいたします。

      平田真希子

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