今日、金曜日の午後一時で、筆記試験が全て終了しました。
溜め込んだ物を吐き出す快感、と言うのが月曜日の歴史の試験にはありましたが、
その後、水曜日が終わった時点ではもう脳みそが飽和状態で、
朝方の私には本当に珍しく、朝が起き辛いほどの疲れ。
そして、水曜日、金曜日と進むにつれて、手書きの肉体的苦痛と言うのが増してきました。
(ワープロも使わせてくれないのです!この時代に紙に鉛筆で書くのです!)
日本で家族の愛でもらったDr. Gripの素晴らしいシャーペンでそれでも随分救われましたが、
本当に思考は続くのに、手が続かず、同級の3人共何度も書く手を止めてマッサージ。
ここで試験に出た問題を幾つか。
歴史。
「バルトーク、コープランド、ヤナチェック、ヴァン・ウィリアムズ、デファリャ、ストラヴィンスキーの作品に置ける、民族音楽の使用と国民意識について述べよ」
「中世の世俗音楽について述べよ。トロバトールからイタリアのラウデまで、その形式、言語、構築について詳しく言及せよ」
「19世紀に置ける絶対音楽と標題音楽について起こった論争について詳しく述べよ」
「オペラの前身から起源(ぺリ、モンテヴェルディ)を通じて、ヴィヴァルディ、ラモー、ヘンデルのオペラまでについて述べよ」
これが4つのエッセー。その上に5曲の楽譜を渡されてその様式、形式について述べ、作曲家と作曲年を当てる(バードのイギリス宗教音楽、中世のモテット、リストのエチュード、何だかいまだに分からない20世紀の声楽曲(ストラヴィンスキー?カーター? Spretsimmeを使っている)、バロックのトリオ・ソナタと(多分コレリ作曲)、そして初期古典派の弦楽四重奏(ハイドン?)。そして与えられた12の語彙、作品名、人物名から10を選んで、説明をする、と言うもの。(ワーグナー、ルリー、ソナタ形式、『牧神の午後の前奏曲』、ダ・カーポ・アリア、表現主義、パレストリーナなど)
音楽理論。
10の語彙を定義、説明(作品例を挙げる):Tonal Answer, Invertible Counterpoint, など…私は日本語での音楽理論の語彙を知らない…事に今気がつきました
ベースを与えられて、その上に4声部の作曲をする。
ソプラノを与えられて、その下に4声部の作曲をする。
バッハのコラールを、シェンカー分析法を使って分析し、それをグラフに表す。
ライス大学でとった楽理のクラスの中から一つを選び、そのクラスに関して質問にエッセー形式で答える。(私はクラスルーム教授法と言うクラスに関してエッセーを書きました)
最後に、テストの24時間前に与えられた楽譜(ショパンのノクターン、作品62の1でした)について色々な質問(形式、和声進行、など)についてエッセー形式で答えていく。
ピアノ
5つの項目から選んで、4つのエッセーを書く。
1. 「ピアノの前身と起源、その発展について述べよ。鍵盤の数、音域、中の構造、そのピアノのために書いた作曲家とその作品について言及すること」
2. 一般読者のためのピアノに関する辞書のエントリーを次の作曲家の一人を選んで書け。ドビュッシー、モーツァルト、ハイドン
3. 1770年あら20世紀初頭までのピアノ・ソナタの発展について述べよ。ピアノと言う楽器の発展がどの様にこのジャンルの発展に貢献したか言及せよ。
4. 1800年から現代までのクラシック音楽に置ける民族音楽の使用について述べよ。一つの民族音楽タイプを選択し、それに集中せよ(ジャズ、東欧民族音楽、など)。
5. バロックの鍵盤音楽を現代のピアノで教授する時に気をつけることは何か。どういう教授法を取るか、そのメソッドを述べよ。
コレで終わり。
疲れた…
書き終わって、3人の同級生と笑い合って、ハグしあって、一緒にお昼を食べました
でも、それもそそくさ。
その1時間後から順番に歴史の教授との面会があったのです。
そこで合格と口答試験について反省して、上達する部分について教授していただきました。
帰って、ずっとず~っとしたかった掃除を徹底的にしました。
まだ、終わっては居ませんが、今日と明日はゆっくりします。
今日は、テレビを見るぞ!