読書


 風邪の具合はいかがですか? 今風邪をひいている人がとても多いようですね。
 私は今本をたくさん読んでいます。今は、同時進行で3冊読んでいます。英語、日本語、小説、短編、エッセイ、などなど全てちゃんぽんです。一時大流行した、”Da Vinci Code”(ダ ヴィンチのコード)と言う本を遅ればせながら、何所へ行くときも手放さずに夢中で読んでいたらば、地下鉄で”That`s a good book!” と通りがかりの人に大声で云われました。何所までが事実で、何所からがフィクションか分からないのが一寸曲者だけど、要するに、カトリック教会が自分の都合の為に歴史をどう、どれくらい捏造したか、さらにそれに対抗するため秘教が色々出来て、真実を象徴として語りついで行こうという、(大声で言うと、殺されてしまったりするらしい)彼らのメッセージを推理小説的に解いていく、と言う本(小説)です。確かにこの本が大流行した1年ほど前、タイムズ誌や、ニューヨークタイムズなどが、こぞって、秘教や、聖書に取り入れられなかった人の書いたキリストの話等を大きな記事にしていたし、この本に書いてある事の多くが事実である、という事は前書きにも書いてある。そして、それが本当なら、かなり愉快です。
 しかし私が面白いと思ったのは、この本がベストセラーになったという現象です。この本は、それぞれの章が、とても短い。ハードカバーで読んでいるので、一頁が大きいのも事実だが、時には一頁に満たなかったりする。長くてもせいぜい4、5ページ。さらに秘教を守ろうとして殺された祖父が、死ぬ直前に自らの血で書いたメッセージを解いて祖父の無念を晴らそうと、ブロンドの美しい暗号解読者と、かっこいい中年の学者が、なぞを解きながら恋に落ちると言う、いかにも陳腐なストーリーに基づいていたりする。推理小説としても、とても思わせぶりなことを色々書いておいてから、トリックの種明かしをするので、謎解きがとても簡単で(もしかして、自分は平均よりも頭がいいんだろうか)、といい気持ちになってしまうが、きっとそれもマーケット戦法のうちで、皆がそうやって、気持ちよく読むから、売れるんだと思う。
 しかし、「謎解き」いう事では、もう一つ読んだ”アムステルダム”と言う小説でも私は易々と解いてしまった。この小説では、ロンドンで首相候補の大きなスキャンダルを握った人が、そのスキャンダルを利用していいものかどうかに悩む、と言う小説だが、このスキャンダルが実際どういう類なのかは、かなり長い事明かされない。しかし私は二章くらい先読みして、(へへ、こんなの簡単だ、これは「女装」です)と分かってしまった。しかし、これは優越感を感じるよりも、なんだか自分の周囲の生活環境や、人間関係の超多様さを反映している様で、もしや自分は普通ではないのかも、と一寸あせったりもした。
 久しぶりに子供の時のように夢中で本を読んでいる。とても面白い。練習も毎日しているので、ご心配なく。今日の大きなトピックは、運転免許の書き換え。待ち時間が長そうなので、読書が楽しみです。