日本に帰ってくると嬉しい事は色々ある。
美味しいごはん、CMに大笑いすること、家族との時間、アイディア商品の奇抜さ…
そういう事に加えて、私は本の虫なので、日本語の本を乱読するのが楽しい。
私のために母が図書館から推薦図書をわんさか借りてきてくれている。
「図書館で借りて読んで、これは良いと思ったので」と買っておいてくれて
ピアノの上にそっと置いてある本もある。
お母さん、ありがとう!
父は、この前私が築地玉ずしでの会合にお味噌で参加させていただくことを知ると
「お!玉ずしに行くのか…」と自分の愛蔵書から
「築地玉ず90年~暖簾4代の物語」と言う本を貸してくれた。
1924年に創始のお寿司屋さんが東京大地震、世界大戦、高度経済成長、
そしてバブル崩壊をそれぞれどのように切り抜けて今に至るかと言うのを書いた本。
面白くて武蔵小杉から築地に行く電車約45分の間に熱中して大半読んでしまった。
この本を水戸黄門の印籠の様に自己紹介の直後に披露して
「勉強家ですね~」とちょっとポイントアップした。
お父さん、ありがとう!
アメリカにずっと居て、帰国して来て日本語の本を読むのは、
野菜不足が続いた後に食べるサラダを食べているような感じである。
いつまでもいつまでも面白い!いつまでもいつまでももっともっと読みたい!
不思議な事に日本語の本を読むと、英語の本が読みやすくなる気がする。
私は今年アメリカ27年目の日本人としては珍しく、日本語の方が微妙に楽。
英語は今、学術本や学術論文ばかり読んでいるせいもあって、
日本語を読むよりも4倍くらい時間がかかってしまう。
ところが、日本語で楽しく読書をした後は「読む姿勢」が改善しているのかも知れない。
『食べるように読む』と言う感じが英語の読書にもそのまま反映する感じ。
言葉を読む、と言うより、知識を吸収する、と言った感じ。
私は二か国語しか喋れないが、9か国語とかしゃべる友人はどうなのだろう?
今度聞いてみよう。
一つの事に夢中になると、他の事にも夢中が移る。
さあ、練習も頑張るぞ!
今日は本番!
19時半開演!
千葉は稲毛のジャズSpot「Candy」!
こちらです。http://blog.livedoor.jp/jazzspotcandy/