
5月23日(土)に特に思い入れのあるジョイントリサイタルをします。今日はそのリハーサルをして来ました。
素晴らしいクラリネット奏者の鈴木生子(スズキ・イクコ)さんに私が初めて会ったのは16歳の夏。メイン州の音楽祭でのことでした。生子さんはすでに芸大で学位を取得され、NYで修士を始められる前にこの音楽祭に参加されていました。私はまだ高校生で、音楽祭初体験の最年少。先輩たちに囲まれてドキドキワクワクしていました。
ここで出会った先輩たちの多くがその後ずっと私の成長に様々な形で関わってくださいました。まだ青二才の私を共演のパートナーに抜擢して手取り足取り教えて下さったり、答えの出ない青臭い質問にいつまでも根気よく付き合って下さったり…そしてその先輩・後輩関係はその後もずっと続き、私の音楽魂の形成に一役買ってくれたのです。生子さんはその時出会った私の大事な先輩たちの一人です。
ブラームスのクラリネットソナタ作品120の1番と2番はブラームスの晩年の傑作で、ドイツロマン派を理解するのに欠かせない二曲です。この二曲を私が一緒最初に共演した相手も生子さんです。私は学部一年生ー大抜擢だったと思います。一緒にリハーサルをしながら色々教えて頂きました。今回のリサイタルではそのブラームスの2番変ホ長調(1894)と、同じく変ホ長調でも20世紀初頭のフランス物、サンサーンスのソナタ(1921)を共演させて頂きます。
NJでホームステイをしながらNYのジュリアードに毎週土曜日通っていた私は、よく生子さんのアパートに泊めて頂きました。授業やレッスンやリハーサルを終え、暗くなってから生子さんのアパートに着くと、生子さんがひじきの煮物やお味噌汁を用意して待っていてくれるのです。アメリカ人家庭のホームステイで日本食に飢えていた私はそれだけで癒されました。そしていつまでも興奮状態の私のおしゃべりに、生子さんはいつまでも笑顔を絶やさず夜遅くまで耳を傾けてくれたのです。
今から楽しみです。お時間がございましたら是非ご一緒ください。
- 「革命の時代の楽器たち:クラリネットとピアノのジョイントリサイタル」
- 奏者:鈴木生子(クラリネット)、平田真希子(ピアノ)
- 日時:5月23日(土)14時開演~16時終演
- 入場料:3000円
- 場所:金沢八景ギャラリーA(京急金沢八景駅より徒歩3分)
- 横浜市金沢区瀬戸17-9、5階。
- 一階の青木ベーカリーの入り口右手のエレベータをご使用ください。

23日(土)は都合がつかないけれど、ブラームスとサンサーンス、そして生子と真希子を聴きたい!とおっしゃってくださる方!5月25日(月)14時30分開演で川崎の高津市民館でこんな会もやります!要予約です。ご検討ください。

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