March 2014

ホームコンサート。

今日は16年来お世話になっている、 若いクラシック音楽家たちを積極的に応援している夫婦のお家で ホームコンサートを開きました。 今までも4回くらいこういう演奏の機会を頂いています。 いらしている20人位のお友達の多くが前の演奏会に来てくださったり, このお家で開かれるパーティーでお会いした親戚の方々などです。 「私は演奏会と言う者は演奏者と聴衆が音楽を通じて一つの時空と思い出を協力して創り上げる、 そう言う会にしたい、と思って演奏活動をしています。 質問、コメント、なんでもシェアしてください」 と言う私の呼びかけに、一曲目を弾き終えたところから、 暗譜の是非・私の博士課程に関してなど音楽一般に関してから 革命のエチュードに対する感動のコメントなどなど。 積極的に沢山の方々がコメントしてくださり、 本当に音楽を通じて一つの時空と体験を共有する会と成りました。 今日、音楽はどんどん簡単にアクセス・配布・流通できる物になりました。 ありがたみは減り、「使いすて」のように扱われてしまいます。 そう言う文化の流れの中で、生演奏の大切さと言うのは反比例して増徴していると思います。 ただ、それを認識してもらうのが難しい。 その為にはこう言うお互いの息の音がはっきりと聞こえる小さな会で 会話をしながら音楽会をする事の意義と言うのは計り知れない、と今日思いました。 とても嬉しい交流でした。

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大変お久しぶりです!近況報告

「忙しい」と言う言葉は嫌いで(心が亡くなるなんて…)なるべく使いたくないけれど、 それ以外にブログ更新を怠っていた申し訳が付きません! いや~、実に忙しかった! しかし、その結果色々嬉しいご報告が出来ます。 まず、今私はNYに居ます! 他にも非公開の演奏をするのですが、今回の一番の来訪目的は 3月24日に演奏するプロコフィエフの3番の協奏曲。 共演するオーケストラはSpectrum Symphony。 NYの一匹狼的音楽家が寄せ集まったつわものぞろいのオーケストラを 私の15年来の友達、David Grunbergが指揮します。 詳細はこちら! http://spectrumsymphony.org/concerts/ さらに、「予告編」のYoutubeはこちら! http://youtu.be/jbfSYmmoSpo それから、私のブログをずっとお読みになってくださっている方は覚えておいででしょうか? 2010年の夏、タングルウッド音楽祭にて Augusta Read Thomasと言うアメリカ女流作曲家の第一人者の 「Traces」と言うピアノ独奏曲を演奏し、 作曲家にも聴衆にも大変喜んでもらったことがありました。 彼女の全作品の録音集が今回発売となり、その第一巻に私のTracesが収録されました。 http://www.wyastone.co.uk/augusta-read-thomas-selected-chamber-piano-works.html 大変光栄です。 最後に! 博士課程で論文前の最後の難関、言語試験。 私はフランス語で受けましたが、これが晴れて合格!!! いや~、感無量。 これで私の大學での地位は「ABD」と言うものになりました。 ABD=All but Dissertation(論文残してすべて終了)と言う意味で、 まあ、「半分博士」みたいな、結構門出、です! 祝! もうこれで、私は一生学校の試験を受けることは無いのです! 祝!祝!

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