プロコフィエフのピアノ協奏曲3番

プロコフィエフのピアノ協奏曲3番―なんとも体力と筋力を必要とする曲である―を練習中。
何しろ大きな和音をバンバン弾いたりするので、他の練習室よりも廊下に響く。
「昨日プロコフィエフ練習してたの、マキコ?You sound GREAT!」と褒められたりすると、
張り切ってもっと大きな音で練習したくなってしまう。
しかし連続和音は息が切れる。そして上腕の筋力、さらに腹筋力、背筋力の必要性を感じる…
プロコフィエフは渡米の途中、シベリアから日本に行き、船を待つ最中2ヶ月ほど日本に滞在。
その間(ピアノが無く、作曲活動が限られたため)短編をいくつか書いている。
この短編と言うのは、現在ロシア語と日本語訳でしか手に入らないそう。
ちなみにプロコフィエフの日本滞在は1918年、そしてこの協奏曲の作曲は1917-21.
この曲に日本の影響が現れているか、と聞かれれば、そう思って聞けばそうも聞こえる。
天正遣欧少年使節のリサーチの時に身にしみて分かったが、
船旅と言うのは本当い海の状態と、船の有無に左右されたようだ。
それでも20世紀初期にも、船を待って2ヶ月待ちぼうけ、と言うのは驚嘆!
でもそれでプロコフィエフが親日家になったのなら、そう言うめぐり合わせに感謝、である。

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