演奏会翌日:10キロ走って反省会!


昨晩はヒューストンで現在進行中の三回シリーズ
「『クラシック』って何⁉」の二回目、「Why so Sad?」を開催しました。
演奏会を企画した後、チラシを刷ってしまった後で起こった
熊本での地震の復興支援チャリティーに、この2回目を起用したのは、
ヒューストン日本人会と日本大使館を始めとする多くの方々の
ご賛同とご協力を得ることが出来たからです。
昨晩は総領事であられる天野ご夫妻もいらしてくださり、
大雨にもめげずに沢山の方々がお見えになってくださり、
お陰様で盛況な演奏会となりました。
この場を借りて、お礼を申し上げます。
お陰様で熊本に送る支援金も、皆さんのご厚意で集まり、
私たちの気持ちが応援になれば、と演奏会の企画に携わった一同願っております。
今回は生演奏の横でプロジェクターで投影した
実際に弾く鍵盤の上の私の手のクローズアップをお見せしました。
これはアイディアとしては良かったのですが、実現に色々試行錯誤があり、
スクリーンは麻衣子さんが夜なべして完成した手作り!
でも、大変好評だったようで、良かったです。
さらに、ライヴストリーミングの実験もひそかに行われていました。
これは、ご病気だったり、介護中だったり、小さなお子様がいらしたり、
色々な諸事情から会場に実際にいらっしゃるのが困難な方々にも
会場の雰囲気を楽しんでもらいたいと言う気持ちから始まった試みです。
これも現在進行中のまだまだ実験の段階なのですが、
でも私たちのアウトリーチの試みの一つです。
私たちは音楽を通じて皆が共感できる場を提供すると言う事に
象徴的、かつ重大な意義を感じ、
それにどのように社会的接点をより強く持たせ、
社会の潜在的ニーズに対応できるか、と言う事を考え、
試行錯誤しています。
ヒューストンの日本人コミュニティーの多大、かつ継続的な応援を得て、
多少の失敗を恐れずに大胆に試行錯誤を重ねる贅沢に本当に感謝しています。
ただ今回は、演奏以外の要素に集中し過ぎた嫌いがありました。
演奏以外の心配に集中していて、演奏はむしろ安心していたのです。
弾き始めて、始めてドレスでむき出しの肩と腕が冷房で冷え切っていること、
ピアノに戻りが遅い鍵盤がある事(良く鳴るべ―ゼンドルファーだったのですが)
などなどに始めて気が付き、
さらに2週間前に一度弾いて安心していたベルグのソナタが
いかに複雑で込み入った曲かと言う事を演奏中に改めて感じ入り圧倒され、
改めて、ピアニストの最優先は常に練習であるべきだと言う事を感じました。
でも、沢山の演奏の機会に恵まれているせいか、
それとも一つ一つの演奏の出来に全く揺るがない愛情を受ける幸せを実感しているからか、
私が成長して来ているのか、
はたまた最近の身心共の健康を目指すジョギングや食生活が功を成しているのか、
昔だったら一日落ち込んでいたのが、今日の私はとにかく前向き。
気分を切り替えるために朝は初めての川沿いのコースを10キロ1時間16分で走り、
次と、その次に控える演目の準備を始め、
そして午後のフルートの発表会の伴奏をこなし、
自分でも頼もしいほど前向きに過ごしています。
今回は金・土・日と続けて全く違う演目の演奏会を入れてしまった事、
さらにそれに備えるつもりで
木曜日の夜に「リラックス」と称して夜更かしをしてしまった事、
季節の変わり目、そして冷房が効きすぎ始める時期に
防寒着を続けて忘れ、肩や腕を冷やすことを何日も続けてしまった事、
さらに演奏会の演奏以外の要素への集中によって
演奏自体へのメンタル的準備と言うのがおろそかになってしまった事、
そして金曜日と日曜日のリハーサルのために土曜日の練習時間が妥協されてしまった事、
それから「二週間前に一度演奏したから」と言う甘い安心。
そう言ったものが、私を油断させてしまった。
多いに反省して、これからの音楽人生への教訓にすることで、
今回は良しとします。