不穏な時だからこそ、練習。

日本で何がどのように報道されているのか

ヒューストン在住で、しかもニュース元が主に英語のネットとラジオの私には分かりにくい。
でもこちらでは非常に、非常に、不穏な雰囲気である。
テキサス州は一般的に右寄りで保守的だと思われているが、
ヒューストンはアメリカ国内でも現在最も多様な人口が居るとされている。
特に私の周辺は大学関係者が多いので、
非常に多忙な教授が
「私も移民だ」と
週日の夜中に自ら空港に駆けつけてデモに参加している写真を
ソーシャルメディアに挙げていたりする。
生徒は勿論、積極的にデモに参加するだけでは無い。
色々な議員などに電話をかけ、諸問題にどのように投票してほしいか、
誰にどのようにモノ申してほしいか、民主主義社会の一市民の権利として
毎日積極的に自分の意見を表明している。
Facebookにも「この意見に関してはこの人とこの人とこの人に電話を!番号は…」
などと言った投稿が多くみられる。
私も数回電話をかけたりメールを書いたりした。
ライス大学では、こういう議員へ電話をかけて意見するために、
色々なクラブが十数台ずつ新しい携帯電話と番号をゲットして、
ちょっと時間があるクラブ委員や通りすがりの任意の生徒が
廊下で次から次へと番号を回して意見している。
 
何しろ、移民法だけではなく、健康保険問題、芸術支援基金の危機、
同性愛者・多様な宗教の人々・外国人の権利の確保など、
直接的に自分に関わってくる問題が次々と根本から常識を覆されていくのだ。
 
不安。
自分の演奏活動や練習の事なんかブログに書くのがはばかられるほどである。
 
でも、私はやることはやる。
これからの演奏活動を積極的に展開して行くために色々な団体や会場に連絡を取り、
練習を地道に続け、そしてブログを書く。
やれることを一生懸命正直に誠実にこなしていく。
そして、出来るだけ平常心を保って、でもいつでも出動できる心構えで
練習や自分の将来に投資できる一瞬一瞬を(ありがたい)と感謝して有効利用する。
 
音楽人生、万歳!
音楽は心の拠り所。
 
 
 
 
 
 

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