コロナ日記㉖:雨時々晴れ。

  • 昨日二日間で感染ピークを越えたかと思われたNYとNJ、共に感染者・犠牲者の記録更新。
  • 安倍総理:緊急事態措置を発令。東京・神奈川・埼玉・千葉・福岡・大阪・兵庫に於いて4月7日から5月6日まで
  • アマゾン:宅配を必需品に限定。
  • テスラ:自宅勤務ができない従業員を一時解雇。解雇対象でない雇用人も減給。

目覚めたら雨。悲しい気持ちで朝のルティーンのストレッチとレモン水。雨脚が弱くなったところで思い切って出かける。気分が一気に晴れる。ついでに空も晴れてくれる。

青空と水玉。

雨上がりの美しさ、濡れた草木の香り、鳥の鳴き声、空気の湿り具合…これをどうやって一瞬のイメージにとらえれば良いのだろう。

凄く集中して、色々なアングルや距離感やフレームや色のコンビなどを考える。走るのはそっちのけ。世界ってこんなに美しかった?私、今まで何を見ていたんだろう?

ロサンジェルスは基本的に非常に乾燥しているので、ロスで嗅ぐ香りで日本が思い出されることはほとんどない。でも、今日、この山を見ながら一瞬、父の実家がある木曽の田舎の香りがした。今、帰るのが不可能だからこそ、日本に帰りたい。私は毎年日本に帰っているし、ホームシックにかかりやすい方ではない。でも今は郷愁に焦がれる。

午後からまた土砂降り。明日も走れないかも知れない。雨の音を聞きながら、色々な自問自答が頭に浮かぶ。

今日あった嬉しかったこと3つ。

お昼頃、野の君が「カレーうどん食べたい!」と急に言う。そんなもの私は給食で食べた記憶しかないけれど、言われて私も突然食べたくなる。野の君は率先して頭の中で思い描いていたらしいレシピをどんどん作っていく。なんか小松菜が入った不思議なカレーうどん。でもとっても美味しい。野の君は食べるのがとっても早い。私はカレーが服に飛ぶのがいやなので、どうしても超ゆっくりになってしまう。うどんのもちもちが懐かしい。ついでに給食の時出てきた袋入りのこしも味もない、本当にどうしようもないうどんも、やっぱりちょっと懐かしい。

夜、野の君と大量のポップコーンを作って一緒にむしゃむしゃ食べる。基本、私は夕方以降が食べない事にしているのだけれど、今日はなんだかとってもとっても食べたい。自家製のポップコーンは熱々で袋入りのものとは違ってコーン一つ一つにポップ具合の個性があって面白い。ガーリックソルトや、山椒の粉や、色々かけて実験しながら食べる。野の君も私も山椒の粉が好き。

バッハを弾くことが今心の拠り所。インベンションを15曲全部弾いた。バッハはなんでこんなに凄いんだろう。私にとってはやはりバッハは別格。音を慈しみながら弾く。音も、鍵盤の感触も、音楽を奏でているという行為も、全てが愛おしい。

2 thoughts on “コロナ日記㉖:雨時々晴れ。”

  1. 小川 久男

    お疲れ様です。

    我が家では、カレーうどんは寒い日の定番です。
    超簡単、冷凍うどんにレトルトのカレーうどんスープを入れるだけ。
    豚肉のロースをちょっと炒めて入れればなお旨いのです。
    美味しい物を食べて元気をつなぎましょう。

    小川久男

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