学期が終わりに近付いている。
今日は博士課程セミナーの今学期最後のクラスが在った。
今日はクラスで何をするのか、一体クラスは本当にあるのか、昨日の夜11時すぎまでクラスメート同士でと電話のやりとりをグルグルして一応行ってみる事に皆で決め、クラスに行ったら「今日はもう一度模擬面接を行います」と言われた。大学での教職の時の面接の想定をしてやる、面接ごっこである。正直、皆で顔を見合せながら(え~、また~?もう良いよ~)と言う感じだったが、今日のはちょっと様子が違ったのである。
まず、博士課程四年目で、今まさに大学での教職を求めて就職活動真っ最中の先輩たちがクラスに招かれて面接官の役をやった事。それから、勝ち抜き戦で、クラスメートが4人で選び抜かれて行くのである。最初は4人が一人ずつ壇上に上がり、博士課程4年生の先輩たちと、同級生3人に質問の集中攻撃を受ける。このラウンドを勝ち抜いたら(これは皆の投票で決まる)最終選考で二人がもう一度『面接』されるのだ。
博士課程4年生たちは今正に自分たちが就職活動最中とあって、私たちの面接での態度の観察の仕方もシビアだし、出してくる質問も厳しい、一筋縄ではいかないものが多い。それに同級生とは違って、そんなに親しく無いからやっぱりちょっと緊張する。同級生同士もやっぱりちょっと『負けたら悔しい』と言う気持ちが少しはあるから、お互いにちょっとずつ厳しくなる。(もっとも、今日の課題が明らかになった時、4人で「勝った人は残りの3人にビールをおごる」と約束したので、「お金が無いからわざと負けなきゃ。。。」とほざいている奴も約一名いたが。)
私は最終進行に残った。やっぱり嬉しい。もう一人最終進行に残った女の子と外で待たされること10分強。そして、やっと呼ばれたと思ったら「ここにいる面接官を音楽理論のクラスを始めて学んでいる1年生だと想像して、調性とシャープ、フラットの関係について、説明して下さい。10分間在ります。」一瞬(へ!?)と思ったが、私は実は修士の時に音楽理論の基本は教えていたのである。お茶の子さいさいである。そしてもう一人最終に残った子が音楽理論が全く苦手なチェリストで、私は勝ってしまいました!
やっぱり嬉しい!
約束通りバーに行っておごるつもりでいたら、先生が同伴して来て、私の代わりに皆におごってくれました。
皆で多いに笑って楽しい一時を過ごしました。
学期末にふさわしい幕閉じでした。
勝って、嬉しい!
こういう面接は、鍵盤や弦などの楽器(または作品)をテーマにすると専攻によって不公平になるので、音楽史や理論についての(比較的フェアな)問題が出される事が多いのかしらと。運も少々、でも日頃の積み重ねの成果だと思います。祝っ!
>Kaorgelさん
そうかも知れませんね。公平に、と言う事を念頭に一般的な音楽理論のテーマが出たのかも知れません。私にはラッキーもう一人の最終選考者にはアンラッキーでした。デモ今回結局電話インタビュー、直接のインタビュー計4回の練習が在りましたが、自分がどんどん慣れて受け答えがはきはきして来たのが、分かりました。感謝!
マキコ