今学年始業から3週間目が終わった。
その3週間で脳が成長しているのを著しく感じる。
例えば、ルネッサンス音楽のクラスで最初の週に課された論文。
これは中世後期からルネッサンス初期のモテットと言うジャンルの宗教音楽の書法について書かれている。リズムとメロディーの関係について書かれているのだが、50ページに及ぶ論文である上に、兎に角ややこしい。専門用語がバンバン出てくるし、それに詳細が本当に細かくて、読もうとしても、目が字を追っているだけで何にも頭に入って行かない。他のクラスメートに聞いても、皆同じような反応。「これは書き手が悪い。情報伝達をしようと態度が全く無い!」と文句の言い大会。先生に「難しすぎます、分かりません」とSOSを出しても、「何度も読んでいるうちに段々分かってくるから」と、ヒントもくれない。(何度も読みたくないんだけど。。。)と頭の中で口をへの字にしながら思っていたが、しかし授業中この論文がしばしば引き合いに出されるし、どうやら中間でもこの論文に関する質問がかなり出るらしい。先週、もう一度チャレンジしてみた。
そしたら、読めるのである!どうしたのだろう!ゆっくりとだが、ちゃんと内容が頭に入っていく。書き手が何を言おうとしているか、分かる!
凄い…人間の脳と言うのは、本当に凄い!!
(まだ2ページしか読破してませんが)