助けることで助かる時

物凄くお世話になった人に
「どうやって恩返しをしたら良いか分からない」と言ったとき
「To give is to take and to take is to give」と言われてびっくりしたことがある。
「与えると言うことは与えられることであり、与えられると言うことは与える事である」、
とでも訳せば適当かな?
まだ10代の学部生の時だった。
以来、その事は良く考えている。
人と言う字は、二人の人がお互いに寄りかかっている象形文字だ、と聞く。
「人間」と言う言葉は、人間性と言うのは人と人との間に生まれると言う意味と理解している。
今回、ストーカーの一件で、物凄く沢山の人に物凄く色々無償の親切を頂いた。
社会福祉や、弁護士や、会計士などの方々に専門知識のご助言を頂いたり、
イベントの際は色々な方がボランティアで警護に当たってくださったり、
暖かい励ましの言葉をかけて下さったり、さりげなく元気づけて下さったり、
沢山の方のご理解と支援を得て、演奏活動を続け、論文の執筆をつづけながら
膨大な時間と労力を要する刑事責任追及と言うことも続けてこられた。
でも、今度は私が与えさせていただく番だ。
誰かの役に立ちたい。
頼られる存在になりたい。
恩返しがしたい。
ストーカーの一件ですごくお世話になった学校の社会福祉の人に勧められて、
学生で困っている人がいたら、ライス大学内の正しい支援施設に案内するボランティアをする。
今週末にトレーニングセッションが始まる。
私ももう被害者から、支援者に、成長しました。

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