- アメリカの感染者数が中国を超え、世界一になる。
- 先週の失業保険の応募者数がアメリカの歴史上最高(330万ケース)。
NYの友達が昨日の夜メッセージを送って来てくれた。
「最近よく眠れない。明日の朝話せる?」
頼られたのがうれしくって今朝は目覚めてすぐ電話をしてみる。アメリカ全土の感染者数の半分が今NYにいる。ピアノ調律師の友人は勿論、通常の仕事はできていない。でもお互い、久しぶりに声が聞けて嬉しくって、しばらく不眠もコロナも忘れて読書や音楽や歴史の話しで盛り上がる。
「それで...何が今一番心配なの?」
こういう時はむしろただ楽しく現実逃避の手伝いをした方が良いのかも知れないが、でも興味もあって、本題をふってみる。しばらく沈黙がある。(...将来の不安?失業?鬱気味?何だろう?...あれ?もしかして電話が切れちゃったのかな?)と思い始めたころ、やっと返事が在る。
「自分が感染する事かな...パートナーに移したくないし…」
(ああ、それは私もそうだな)と思う。外出禁止令が出ても、中々感染が食い止められないので、恐怖心を煽る効果を狙ってなのか、それともただ単に事実を報道しているだけなのか。最近の記事にはコロナの症状の苦しさを描写したものが多い。更に医療崩壊で人手も医療器具も足りず、放置状態で誰にも看取られず死んでいく患者の事など。NYでは病院の外に遺体の安置をするためのテントがすでにいくつも張られている。自分が感染して苦しいのはまだ我慢できるけれど、自分の感染で大切な人が苦しむのは本当に、絶対避けたい。
昨日の夜、ロサンジェルス市長の「外出禁止令は少なくとも5月まで延期」と言う発表の後すぐさまコストコに食料買い出しに行った。これからどうなるか分からないし、買い物は待てば待つほど感染者の数が増える。市長の発表を受けて翌朝からまたパニック買いが始まるだろう。それだったら...と閉店間際のコストコに出かけたのだ。帰って来てすぐ、買ったものを全て消毒した。そして着ていたものを全て洗濯。「ミカン一個一個拭いたんだよ~!」そんな自分たちを笑いつつ、コロナへの恐怖心をお互い確認し合い、共感する事で安心する。
電話を切って、ジョギングに出かける。今日も快晴!
昨日の夜、駆け足で買い物を済ませておいてよかった。ジョギング中にチラリとみたらトレジョは入店を待つ人が長蛇の列でぐるりとスーパーを囲っていた。
野の君がハイテク万歩計を二人用に買ってくれたのが昨日届いた。違うメーカーの物を自分用と私用にそれぞれ買って、比べて楽しんでいる。私はテクは全く興味ないけれど、でも万歩計が嬉しくて今日はいつもより遠回りをしてしまった。そのせいか、今日は絶好調。練習もオンラインコースも、全て自分に課したノルマを楽しくこなし、お食事も腕を奮って美味しくいただき、更にはコロナ以降どうしても集中できなかった読書を、今日はしばし楽しんだりもする。
夜は日本人・日系人コミュニティーの起業家・アーティストのコミュニティーでズームミーティングが在る。それぞれの近況報告で、最近お店を開いたばかりで今回のコロナとか、イベント制作を手がける会社は「今年いっぱいイベントは全てキャンセルだろう」と頭を抱えている状況とか、素敵な食体験を提供するこだわりのレストランで全くテイクアウトはしていなかったのにコロナで宅配とテイクアウトのみの営業になってしまったとか、皆それぞれの苦悩とチャレンジ。経済的な問題も切実。ネット販売のビジネスの人も「中国の下請け工場が締まってしまったので、売る商品ない」とか、コロナ影響は非常な広範囲。この中でお互いどう知恵を出し合って、助け合って生き延びるか。「これは短距離ではなく、マラソンだから」と、お互い励まし合う。
少なくとも、孤立奮闘ではない。私には沢山の心の友と、素晴らしいコミュニティーが在る。
お疲れ様です。
新型コロナウイルスの影響は深刻ですね。
日本でもスーパーに並ぶ人はいますが、店では食料品など沢山ありますと言っています。
マスメディアは、不安を煽るばかりでデマに負けずにみんなで頑張ろうとかの元気が出る報道は一切していません。
とは言え、夜の開けない朝はないので免疫力を高めて頑張りましょう。
小川久男
そうですね。
できる努力を惜しまずに、前向きに乗り切りましょう!
いつもコメントありがとうございます。
真希子