本番前日

明日はいよいよみなとみらい! 本番前日に気を付けることの覚え書き。 1.ポジティブ思考。 ―それまでどこを上達すべきか批判的に自分の演奏を聴いていた練習を良いところを評価する聞き方、自分の音楽を楽しむ練習にモード・スウィッチする。 ―(これをやらなくちゃ)(まだこれが出来てない)ではなく、(これが終わった!)(これは上手くいった)(次はこれをやるのが楽しみ!)と言う風に自分の頭の言葉をポジティブにする。 ―リラックスする。命に関わることでは無い。何がどうなっても大事には至らない。すべては距離感の問題。少し達観することで、明日のイベントに距離感を持つことで余裕を持つ。 ―演奏会は皆で協力しあって始めて開催が可能なもの。そして演奏会のスタッフの中には普段の生活のいろいろも重なって、プレッシャーやストレスを感じてしまう方もいる。そんな方の立場を思いやり、感謝の念をはっきりと表現することを忘れず、演奏会で皆さんに癒しを感じてもらう、と言う最終目的を常に明確にみんなに表示し続けること。 2.健康管理 ―小まめな補給:水分、栄養(カロリーでは無い) ―できるだけ沢山、手放しで笑う、あるいは笑む。 ―体を動静にはっきりと意識をし、運動は一生懸命、休憩は完全に。 3.実際的な準備。 ―曲、そして演奏会に対するイメージをできるだけはっきり明確化させる。 ―CD,ドレス、メーク、アクセサリー、ストッキング、靴、栄養補給など、荷物をできるだけまとめる。 今日は午前中は練習、午後は美容室です。

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楽器は共演者

今日はみなとみらいホールに試弾に出向いた。 ホール側のご好意で、ピアノ庫にて今週土曜日に使用可能なピアノを弾かせて、 どの楽器を使うか最終判断をさせていただくのである。 1号と7号と呼ばれるピアノが二台、オプションとしてあった。 両方ともスタインウェイ、そして勿論、フルコンである。 私は去年は7号を使った。 深い音色、倍音の美しさに加え、 鍵盤の抵抗力がしっかりとあるため、微妙なコントロールが効く、と言うことが決め手だった。 去年の『ショパンToジャパン』はしっとりとした抒情的な曲が多く、 音色の複雑さ、細やかさが必要不可欠だった。 逆に一番は煌びやかすぎて、『ショパンToジャパン』の様なプログラムでは 軽薄に聞こえてしまう。 しかし今度のプログラムは南欧。 フラメンコの様なメリハリの効いたリズム、 ギターをかき鳴らす音を真似た、幅の広い和音や、 トレモロを真似た素早い連打音、 そして手の交差や早業が多く使われる派手な曲が多い。 7番で弾くと、これらがモソッとしてしまう。 1番だと、かっこよく決まる! どんなピアノでも、その状況に於いて最前を尽くす。 例えば土曜日、舞台に7番があったらば、私は7番で弾けるよう曲の解釈を融通する。 しかし、選択の余地がある時はやはり演目のキャラクターにあった楽器を選びたい。 自分がコントロール出来ることに関しては最前の努力を尽くす。 出来ないことに関しては、受け入れ、その中でどうしたら一番良い演奏ができるか工夫。 例えば音響はコントロールが出来ない。 ホールがどんな建築物を用いて建てられているか、どういう形か、大きさか。 さらにその日の気温や湿度(湿度が高いと音は響かない)。 お客さんの入り具合(人間の体が音を吸う)。 そういうものを全て耳で判断して、1音1音計算。 音響もまた、共演者である。

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ピアニストのジレンマ。

今年のリサイタル「南欧の愛と幻想」にはこの曲が入っている。 「ああ!この曲…」と思われる方も多いだろう、有名な曲だ。 アルベニスの「アストリアス」。 ギターの編曲が有名だが、アルベニスのオリジナルはピアノである。 スペインの民族音楽が素になっている。 このYouTubeを見てお分かりだろうが、この曲にははっきりとしたむずかしさがある。 跳躍である。 ここでピアニストのジレンマがあるのである。 ピアニストの楽譜立てと言うのは、 鍵盤の前に背筋を伸ばして座って、まっすぐ前方を見ると見える位置にある。 これが一番「良い」姿勢、体に負担がかからない姿勢、腕や手の動きが楽な姿勢である。 しかし、こうすると鍵盤が見えないのである。 これは、暗譜をする一つの理由になっている。 しかし、暗譜をしても、このような跳躍の場合はどうしたら良いのか。 鍵盤を見ないで、良い姿勢を保ち、触感と筋肉の動きだけで跳躍をする、 と言うのは一つの方法である。 しかしこのように遠くに跳躍をする場合、体の重心を全く動かさずに、と言うのはほぼ不可能。 そして、重心がずれると、指針がずれるので、触感と筋肉の記憶だけで跳躍を正確にするのは 非常に難しくなる。 しかし、鍵盤を見ようと首を下にすると、腕の動きが明らかに少し限られるのである。 特に私のように座高が高い人は不利である。 論理的には、鍵盤と楽譜立てからの距離が遠ければ遠いほど、両方見えることになる。 (楽譜立てに楽譜を置かないが、『楽譜立てを見る』姿勢を一番良い姿勢としての話し)。 だから、椅子をぐっと後ろに引けば、となる。 しかし、現実問題腕の長さは限られているし、 この曲のように高音鍵盤と低音鍵盤に同時に跳躍するとすると、 やはりある程度の近さに居ないと楽に届かない。 全てはバランスの問題なのだ。 が、そのバランスを毎日違った会場で、違った椅子で、違ったピアノで図るのが難しい。 最初のヴィデオはわざと、苦労して弾いている人のヴィデオを乗せましたが、 次に名人を、二人。 アリーシア・デラローチェはやはりすごい。 しかも、彼女の背の低さと手の小ささを考えると、信じられない! まあ、背が低いと自然と重心が低くなり、安定するという利点はあるが。 そして、次にこの人は、タイミングを絶妙に計ることで跳躍を簡単にしている。 う~ん、なるほど。とても参考になったぞ! みなとみらい、お楽しみに!

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感謝!

17日(月)のキャンディーは集中豪雨が降ったりやんだりする中、 お盆開けの月曜日の夜8時と言う難しい条件だったにも関わらず、 お仕事帰りの背広姿の方も含めて、 熱心なファンの方、熱いキャンディーの常連の方々、 そしてもちろんキャンディーのオーナーのみよこさんと 調律師で私の応援団の斎藤さんが一生懸命一緒に音楽会をしてくれました。 今回はベートーヴェン、プログラムに居れた「月光」のソナタに関して 「ベートーヴェンを入れないとピアノ・リサイタルはなんか中心が無い感じになる」 と言われたお客様の一言をきっかけに ベートーヴェン賛否両論の議論が始まり、 それはそのまま「クラシックとは?」「クラシックの意義とは?」と言った 私が大好きな議論に発展。 大変おいしいお酒をお持ちくださった方に感謝しながら お米の味が本当に美しい日本酒を堪能しながら、 議論は気持ちよく発展していきます。 そして昨日はスカぴあの初リハーサル! 4人のピアノ仲間は、多くを語らずとも、自然にピアノ共演を通じて一緒に大笑いできる、 音楽人生の心強い同志! 今回はオッフェンバッハの「天国と地獄」の序曲を 4割分してみんなでオケ譜から2大4手に編曲したものを演目に乗っけています。 たのしいよ~!! 「♪カステラ一番、電話は二番♪」と言う、アレです(と言うと年がばれるかな?)。 今日は三鷹にあるギャラリー「静」で午後六時から開演! こちらはアップライトなのですが、ご近所の熱心な方々が 手作りお料理を持参して毎年いらしてくださいます。 毎年来てくださる方、本当に嬉しくって、毎年再会が楽しみです。 皆さんお元気かな~? http://www.shizuka3.com/

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ジャズ喫茶で聞いて頂くクラシック

千葉は稲毛にあるジャズスポット「キャンディー」。 ほぼ毎年、日本で演奏活動のために帰国するたびに弾かせていただくようになって もう10年を超えるのでしょうか? 物凄いスピーカーでがっちり装備をしていらっしゃるお店は サイン入りのポスターや、ダブルベースが壁に立てかけてあったり。 ジャズ・ミュージシャンが日本を始め、世界のさまざまな所から演奏に来ます。 ライヴが無い日はお客さんとこだわりのジャズの録音をお聴きになるそう。 美葉子さんはジャズに本気のオーナー。 音楽を聞かないお客さんに退出要請をした勇伝を大笑いしながら披露してくれます。 そんな中私に「キャンディー」で、 バリバリクラシックの私のリサイタルをする話しをつなげてくださったのは、 私の日本での演奏活動のきっかけを作ってくださり15年間ずっと支援してくださっている 「海外で活躍する音楽家を応援する会」会長の斎藤さん。 調律師でもある斎藤さんが、心を込めて調律してくださるピアノで、 ジャズ愛好家のお客さんの前で私のプログラムを毎年披露してきました。 キャンディーのお客さんは本当に積極的に聞いてくださる。 そして、気に入ったプログラムは私の音楽ホールの演奏会までも足を運んでくださいます。 そんなお客さんに乗せられて、キャンディーでの私の演奏やトークは リサイタル・ホールとはまた違ったものにいつも出来上がります。 そして演奏後は必ず打ち上げ。 お客さんが持ち寄ってくださる秘蔵のお酒や、みよこさんの差し入れを囲んで、 音楽論が尽きません。 明日の開演は20時。 盆明け月曜日の夜だから、ちょっと心配。 でも、毎年顔を見せてくださる方も数多いキャンディーだから、きっと大丈夫! キャンディーは多くの人の隠れた心の拠り所です。 ご興味のある方は是非、ご一緒にどうぞ!! 千葉市稲毛区稲毛東3-10-12 JR稲毛駅下車・西口・徒歩2分 043-246-7726  jazz_candy-lj@infoseek.jp

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