音楽人生

色々な形の音楽活動

昨日は福島の大学でピアノを教え、コンクールの審査員などで忙しく活躍する傍ら ジャズ・ピアニストとしても忙しく演奏に飛び回るポーランド人のピアニストに会いました。 もう十年も日本で暮らしていて、日本語もかなり上手です。 彼の友達で、やはりポーランド出身の日本滞在10年のゲーム・デザイナーや ポーランド人ピアニストの生徒さんの日本人を交えて 『日本とは』、『日本人とは』と言うトピックで面白いアイディアが飛び交いました。 私の日本観、日本人観は、 私が日本を去った13歳、そしてアメリカにとどまる決意をした16歳の時から 現在に至るまで随分大きく変わりました。 特に14年前、日本での演奏活動が始まってから、 活動を通じて会う日本人には、こだわりや博識が物凄い日本人に多く出会い、 日本人の優秀さ、そして探究心の強さなどに驚かせることが、今でも多いです。 最近出会った、マンドリン・オーケストラの皆さまも、 また新しいタイプの「音楽仲間」です。 マンドリンと言う楽器は勿論知っていましたが、 この楽器でアンサンブルやオーケストラをする、と言うコンセプトは全く初めてで DVDを拝見して驚愕いたしました。 新しい音世界。 指揮者・リーダーの平井さんを真ん中に そして皆、本当に楽しそうに音楽談をするのです。 『仲間』と言う言葉がぴったり。 音楽人生、満喫しています。 さあ、8月に入りました! 3日のリサイタルも間近! 今日と明日はコンディション調整と練習と、イメトレ! そして、スマイル、スマイル!楽しみです。

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日本人ピアニストとして観る日本文化

実家で暮らしていると、毎日朝の連ドラを観ることになる。 私は飛び入り参加なので、最初は付き合いで「ながら鑑賞」しているが、 その内一緒にはまりまくって、用事で観れない日はちゃんとDVDで鑑賞して、 次の日遅れを取らないように、努力をするまでになる。 「花子とアン」は今までの私とは違った、特殊な楽しみ方もしている。 着物が面白いのである。 私の新発売アルバム「ショパンToジャパン」に起用する写真を撮影するために、 私はヒューストン在住の日本人のA-さんとM-さんにお世話になって 着物を着付けていただきました。 A-さんは素晴らしい着物のコレクションをお持ちで、 色々な生地に触れ、色使いやデザインを鑑賞して、 そして実際に着物を着て歩き回り、色々な場所でポーズを取っている内に 日本文化、日本の女性美などに思いを馳せるに至りました。 決して実用的ではない、そして特殊な歩き方や姿勢をジンワリと強要する、 しかし、女性のうなじなど、西洋では見過ごしがちな、 性的と言うよりは、母性的な美しさを強調する(と私には思われる)着物。 その着物と中着や帯のコンビネーションが非常に面白い。 普通の感覚ならかなりのミスマッチな物が 特に登場人物の気持ちが揺れているシーンや、意思のぶつかり合いのシーンでは起用されていて、 誰が決めているか知らないけれど、衣装の方とお話ししたい!と思います。 着物、もっと体験してみたいけれど、 そのお値段、そして非実用性から言うと、 やっぱり高嶺の花かな~。 あの袖、あの重さでは、絶対ピアノは弾けないし。 たすきがけしたら、弾けるかな?

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船橋、銀座、後楽園

昨日は色々な会合のため、船橋、銀座、後楽園と回る一日となりました。 それぞれ本当に刺激の多く、楽しく、色々な意味で勇気付けられる会合だったのですが、 今日は東京の違う地域について書きます。 面白い! 電車で1時間以内の東京都内であるにも関わらず、全く違った雰囲気と文化。 私は普段そう言う観察をする心の余裕無くポイントAからポイントBまでまっしぐらなのですが、 昨日は観察を楽しむ心の余裕を持って歩き回り、本当に楽しみました。 後楽園があんなに行楽地だったとは! ジェットコースターで人がキャーキャー声を立てていて、いかにも夏休み! そして「いかにもアベック」カップルが楽しそう! 銀座は「お金がある人が行くところ」と言う感じです。 お洒落ですが、ちょっと冷たい感じ? でも、そこで足を投げ出して座り込む小学生低学年の子供を注意することもしなく 大声で中国語で楽しそうに会話する観光客が、 なんとなくそのよそよそしい美しさをコミカルに中和している感じで面白かった。 船橋はいつも電話で通過するだけでしたが、これも都会ですね。 帰り道、銀座の駅で忙しい雑踏の中に静かにたたずむ活け花のディスプレー発見! 一人、その前で20秒ほど立ち止まって、日本を噛み締めました。

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スカぴあ壮観!

昨日はスカぴあのメンバー四人と スカぴあオーディション合格者5人(連弾『TAMAMAMA』、と高校生一人、音大生二人)、 合計9人のリハーサルがありました。 音大生の大学生活の話しは本当に面白かった。 音楽大学と言うものは私はアメリカで行ってしまったので、 日本の音大がどんな物か余り知らないのが実情です。 その現実には驚くことも多々在って新鮮です。 スカぴあは色々な大志を抱いて始まったグループです。 ―地域浸透したクラシック音楽 ―横須賀で夢見る人たちと応援し合う関係を築く ―孤立しがちな若いピアニストに共演の楽しさと協力の大切さを体験してもらう。 ピアニストと言うのは、本当に孤立しがちです。 ソロ曲を勉強して育つピアニスト。 ほぼ最初から伴奏と共演して音楽演奏を始める他の楽器とは全く違います。 しかもオーケストラにも加えてもらえず、 特に日本では室内楽を弾く機会も非常に少ない。 小さい練習室に一人で引きこもって、一日何時間、週に何十時間。 社交性にさえかけてくるピアニストも多いのです。 しかも日本では、音楽学校でさえ、公共演奏の機会が非常に少なく、 演奏や共演と言う、音楽をシェアする喜びをほとんど知らずに かなりのレヴェルまで練習のみで成長してしまうのが現状です。 そう言う現実を少しでも変えて行きたいと思った スカぴあメンバーたちが オーディションを始めたのです。 今までは、音大生までの「スカぴあ・ジュニア」の枠しか設けていませんでしたが、アマチュアの方(音楽で生計を立てていないと言う意味です。その中には音大卒業の肩などもいらして、本当に立派に演奏されます。)にも同じような現状があることが判明し、シニアの部門も今年から設けられました。立派に合格されたのは、ママともの「TAMAMA」。素晴らしい演奏をされるデュオ・チームです。もう、スカぴあ・ジュニアと呼べないので「スカぴあ名誉隊員」! 昨日初めて全員の顔合わせでしたが、皆目がきらきらして、 本当に「うまくなりたい!」、「音楽をもっと知りたい!」と言う気持ちが湧き出ていて、 むしろこちらが触発されてしまいました。 音楽で生計を立てるようになると、 音楽と金銭計算が絡まりあってしまって 下手をすると、お金儲けのためのアルバイトで弾く仕事と 本当に音楽にこだわって企画したはずの演奏会が 忙しさの余りごっちゃになってしまったりします。 そんな私を戒めてくれるように、 音楽を志す人たちは本当にまっすぐピアノを弾いてくださいって、 私は姿勢が正しくなる気がしました。 ありがとう。

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ピアニストとして人生と付き合う、と言うこと

一昔前の話しになるが「のだめカンタービレ」。 のだめの異様な生活習慣や言動がコミカルで世界中大人気いなったが、 アレは結構現実に基づいているのかも。 音楽家の中でも特にピアニストは、修行中、一人で過ごす時間が長い。 ソロのレパートリーを中心に練習するし、 音は他の楽器に比べ学ぶ音も曲数もずっとずっと多い。 しかも、他の楽器よりも暗譜で弾くことが必修であることが非常に多い。 プロを目指すには、そしてプロの地位を保つには、物凄い時間を練習に費やすことになる。 かく言う私が一番練習したのは、2001年から2006年だったと思う。 この頃は朝起きて必要最小限のしたくをして、家を飛び出して学校の練習室に向かっていった。 必要最小限のしたくは、本当に必要最小限で、ここでは割愛するが、 まあ「のだめ」を思ってください。 そして夜は本当に10時、11時まで。 途中で伴奏のバイトがあったり、軽食をとったり、勿論するのだが、 窓も無い、グランドピアノがぎりぎり一杯で入っているせま~い練習室で、 壁と楽譜だけを見て過ごすのである。 勿論、廊下では人にすれ違うし、『人』の中には知人・友人も居るが、 そんな毎日を月月火水木金金で過ごし、頭の中は音楽で一杯だし 挨拶もほとんどしないような変人行為をなんとも思わないような、 一昔前の「芸術家」気取りの変人生活を送っていたような気がする。 しかし、演奏活動をしようと思うなら、それではやっていけない。 演奏と言うのは、演奏家一人が居れば良い、と言う者では無いのだ。 企画、運営、広報、集客、経費と収入の管理、そして当日の裏方、受付などの実行。 それぞれ関わってくださっている方々が『楽しい』と言う気持ちでやっていただくためには 私の演奏の質だけでなく、演奏会、そして音楽人生、 そして音楽そのものに対する思い入れに共感してもらえなければいけない。 私はまだまだ、である。 何年も『変人』として生活してしまった私だから、 共同生活、そして演奏会でも何でも共同制作には 人一倍の努力と、心遣いが必要である。 でも、心遣いばかりしていると、今度は練習をする時間が減っていくのである。 そうすると焦燥感が募り、心遣いがどんどん難しくなるし、音色も悪化していく。 この折り合いをつけるのが難しいのは私がまだ未熟だからだろう。 結婚生活を営みながら、さらに子育てや、自分で裏方を引き受けながら 演奏活動を続けている友達も周りに沢山いると言うのに… マキコまだまだ成長の余地あり!

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