ハンガリー狂詩曲2番のチャームポイント。

なぜ有名な曲は有名になるのか。
一つには、凄く明確なイメージを提供できる、と言うことが条件なのでは、と思う。
そして今度私が「『クラシック』って何!?」でお届けする、
ジプシー音楽に触発されてリストが書いた『ハンガリー狂詩曲2番』は
少なくともアメリカでは、このイメージを持って聴く人が非常に多いのでは?

トム&ジェリーのアニメである。
このYouTubeチャンネルが正しければ、1947年の制作。
今ちょっとWikiで調べたら、この曲は実に色々なアニメで使われている。
そして、ほぼ全曲が毎回色々なイメージやストーリーと共に使われている。
このYouTubeも多少カットとか、重複とかあるものの、大体全曲。
制作者も、視聴者も、今よりもレヴェルが高かったことを彷彿とさせる。
そして曲自体だが、
「リストのハンガリー狂詩曲をアニメに使うなんて不謹慎な!」
と怒るクラシック・ファンは居るのだろうか?
ブラームスの協奏曲や、バッハのゴールドベルグならちょっと分かる。
(バッハのハ短調トッカータとかは良くアニメに使われていますが。)
リストだって「愛の夢」とかがこのようにコメディータッチで描かれたら
ちょっと悲しいかも。
でもハンガリー狂詩曲は基本的にノリノリクラシックなのである。
ノリノリクラシックなんてあるのか?
実はあるんです!
詳しくは私の演奏会で!

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