July 2008

2008年のプログラム

毎年、プログラムを決めるのは楽しみです。  メニューを決めるコックさんもこんな気持ちなのではないか、と思います。 バラエティーも勿論大事ですが、一貫したテーマ、と言うのも欲しい。 また曲どおしがお互いを活かしたり、殺したりすることもあると思うので、そこも大いに考慮しているつもりです。 今年はベートーヴェンの大曲、ハンマークラヴィア・ソナタを後半に据え、前半はソナタの誕生から発展を追って、ソナタの形式と歴史を提示するプログラムにしてみました。 曲目は以下の様になります。 ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ 二短調、K.5(1738)…… 4’00” (1685~1757)        -Allegro non troppo (アレグロ、でも速すぎず)              ソナタ ニ長調、K. 119(1749)                     -Allegro (アレグロ)…… 5’00”  W.A .モーツァルト:ソナタ2番、ヘ長調、KV280(1775) (1756-1791)    1楽章、Allegro assai (充分アレグロで)…… 4’45”                2楽章、Adagio(アダージオ)…… 6’33”                3楽章、Presto(プレスト)…… 3’12” ジョセフ・ハイドン:ソナタ59番、変ホ長調、Hob.XVI/49 (1790) (1732-1809)   1楽章、Allegro (アレグロ)…… 7’26”               2楽章、Adagio e cantabile (アダージオで歌って)…… 8’14”               3楽章、FINALE-Tempo di Minuet                (フィナーレ、メニュエットのテンポで)…… 3’56”          (休憩) ベートーヴェン:ソナタ29番、変イ長調、作品106 (1770-1827)  「ハンマークラヴィア」(1818-1819)                1楽章、Allegro(アレグロ)…… 11’00”                2楽章、SCHERZO―Assai vivace                      (スケルツォ―充分と生き生きと)…… 2’38”                3楽章、Adagio sostenuto                      (歩くテンポをやや引っ張って)…… 19’23”                4楽章、Largo:Allegro risoluto                      (ラルゴ:決然とアレグロで)…… 12’16” […]

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最近の練習

今、久しぶりに練習に没頭している。 朝起きてから夜寝るまで一日中、練習を最優先に私の時間が過ぎていく。 この曲を、何時間後のリハーサルまでに、翌日のレッスンまでに、来週の演奏会までに、とゴール目指して全力疾走するような練習が日常だから、こういう日々は贅沢な気分だ。 朝一番にまず、ピアノの前に座って自分の姿勢を確かめる。 自分の体の重心をなるべく下げて丹田に気合を入れ、上体のバランスを整え、肩から指先までを流すような気持ちで鍵盤に配置する。そしてゆっくりとスケールを弾く。一番小さな指の動きを一番大きな背筋から行う。過去のレッスンでさまざまな先生から「お尻から弾け」と何度言われてもずっと言葉のあやだと思っていたのが、間違いだったと気がついたのは本当に最近だ。 指がいくらまわっても、指先でできることには限りがある。指先でこなそうとあがいている限り、不必要な力が入り、動きに無駄が出る。そして何より弾いていて苦しい。腹筋、背筋からピアノを弾くと、自然な呼吸と楽な動きで自然な音楽ができる。一々の指先の動きは大きな音楽の詠いまわしの邪魔になることなく、単なる副作用になる。 そういう練習を毎日している。

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