楽しく無ければ、音楽じゃない!

昨日は、大変楽しく音楽を出来た日でした。 ドヴォルザークも大変楽しく振れたし、美術館での演奏会も成功しました。 美術館では、Erwin Schulhoffと言うドイツのダダイストの作曲家の「Jazz Etudes」と言う曲集からブルースとトッカータを弾いたのですが、トッカータはジャズ定番の「kitten on the keys」と言う曲のアレンジで非常に速く、連打が多く、早口言葉の様につっかえやすい所も結構あって、私はちょっとビビっていました。楽譜が手に入ったのが、2週間前、色々な事情で譜読みを始めたのが1週間前でまだかなり青い仕上がりだったからです。でも、同じプロジェクトのチームメートに励まされて思い切って弾きました。今回の企画では聴衆の方々に展示物に関係ある音楽を、展示物を見た後、あるいは見る前に鑑賞して頂き、展示物への理解をより深めて頂こうと言う企画だったので、15分のプログラムを午後数時間にわたって数回弾きました。その2回目、新しい境地に達する事が出来ました。それは「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損!」に似た境地で、次の様なものです。 私は音楽が好きでたまらなくて、貧乏でも良いから音楽がしたくて、こう言う人生を送っているんだ。。その「好きでたまらない」と言う気持ちを前面に出して演奏しよう。その方が私も楽しいし、音楽的にも良いはず。それにビビって演奏してたら防御的になり、演奏が精巧でもつまらなく成りやすいだけで無く、近視的になり、全体像や方向性が見えにくい演奏になる。少々こけても、誰が死ぬわけでなし、楽しく無ければ音楽じゃ無い! こう言う風に演奏中に実感できたのは、初めてでした。そしてこの境地に達したので、何度も演奏しているうちに(朝はドヴォルザークも振ったし)少々疲れが出て、ちょっとこける事も在ったのですが、そのたびに音楽を楽しんでリラックスしていたので、即興で切り抜ける事に成功しました。いつもなら、一音間違えるたびに恐縮(文字通り)してしまい、手が止まったり、息がつまったりしてしまうのですが。 その後Da Cameraのスポンサーお家で豪勢な夕食会が在り、皆で沢山おしゃべりしました。 ご馳走も美味しかった!

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