近況報告

何だか走り回っている。 最近のプロジェクトについて報告 1.博士課程自由研究。 これは、卒業後自分のアピールに役立てるための何かをする。CDを作る人も居るし、コンサートを企画・実行する人も居るし、色々ですが、私はロサンジェルスの日本語テレビ・チャンネルで隔週の放送を行った「ピアノの時間」の英語版をYoutube用に製作することにしました。ライス大学にはカメラやマイクを貸してくれ、その編集などをするプログラムも全てそろっているDigital Media Centerなる素晴らしい場所があって、そこの機材と人材(そう言うことに詳しいスタッフがやさしく、かつ辛抱強く、私のようの機会音痴のお手伝いしてくれます。)を多いに利用することを見込んで計画したプロジェクトでしたが… 最初の撮影は3月半ば。丸々一週間費やしまし、編集に8時間くらい使ったところで、音源に問題があること発見。音源の問題を取り除くための色々なソフトウェアを物色、断念。 先週末、またもや丸々一週間費やして撮影。今度は慎重に、音源のレヴェル、マイクの位置など、DMCのスタッフに教えてもらったとおりに全てをしたのですが、月曜日に撮影を終えたほやほやの録画を編集のため、DMCに立ち寄って仰天!全く同じ音源の問題が。。。 翌朝(火曜日)、DMCのスタッフのいたってのお願いで学校の練習室で実験撮影。スタッフ二人が担いできた何台ものカメラとマイクを全てセットアップして撮影。消去法で、問題は私の使ったカメラに在ったことが判明。もっと新型のカメラとマイクで雑音が削減でき、音量ももっと自由にコントロールが出来る、と言うことで、そのまま撮影に突入。 その翌日(水曜日)火曜日の撮影の結果を編集するために4時間。しかし、15エピソード録画したうちの一つのエピソードを編集し終わったところで、友達や教授に意見を求めたところ、ピアノの悪質、練習室と言う環境の味気なさ、カメラ角度、光度、さらに私の化粧、洋服など色々な問題が指摘され、折角撮ったこの撮影もチャラになることに。 今週末、また撮影予定。 2.博士課程総合試験の準備。 来年の期末、私は博士課程の総合試験を受ける。 その為に毎週一回、同級生と勉強会をしている。 総合試験準備のために音楽史から山のような例題をもらっている。 それを役割分担して一つずつ回答のノートをまとめ、発表し合いっこする。 しかしこれらの例題は非常に大きい。 昨日の私が担当した質問。 1.ピアノの楽器の発展と、それに伴うピアノのためのジャンルの発展について述べよ。例:ソナタ、性格的小品、エチュード、超絶技巧作品 2. 20世紀初期の作曲家の進展とその歴史的背景を述べよ。例:ストラヴィンスキー、ショーンベルグ、ヒンデミット、スクリャービン、R. ストラウス。 一つの質問に対する答えを出すためのノートが、どんなに大まかにまとめても約5ページ。そのノートをまとめるための文献を読む時間が、それぞれ約8時間ほど。。。半徹はしょうがない。 3.夏の企画、もろもろ。 この夏、私は7月とその前後の少しを日本とパリで過ごす。今年13年目、毎年恒例となった日本での演奏活動に加え、今年は学会での研究発表、さらにパリでの演奏、研究発表もある。パリに行くための滞在場所(演奏もあるので、ピアノがある間借り)確保、日本でのプログラムのチラシのデザインのための協議、選曲の詰め、など色々なメールが飛び交う。 さらに毎週の教え。月・水・金の担当している音楽理論のクラス、さらにプライヴェートの生徒のレッスン。 自分の練習時間、睡眠時間、食事時間が、もうほとんど取れていない状態です。

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