September 2022

演奏道中記9.25:　誇り高く生きる術としてのピアノ

私は立身出世の為に演奏をするのではなく、誇り高く生き人道を全うするために練習・演奏しています。その一環としてのスタンフォード大学への着任であり、環境運動であり、ワークショップや執筆なのです。

「時間の芸術」と言われる音楽を本職として、よく時計の無意味さを感じます。

第二次世界大戦中毎日を必死で生き延びていた我々の祖父母は、ユダヤ人と日本人のそれぞれの孫が、アメリカのロサンジェルスで同じ舞台に立って世界平和を訴えているなんて、想像もできなかったでしょう。歴史の成果を喜び合う事で希望を見出す事も必要だと思うのです。