春、ですね。

Facebookで日本の友達の桜の写真を満喫して、ちょっとホームシックな今日この頃です。
お母さんのひじきの煮物と切り干し大根と納豆が食べたい!
それからモズクの酢の物と、大根おろしにポン酢をかけたのと、きんぴらごぼう!
ヒューストンはまだ気温の変化は激しい物の、
新芽の成長振りはすさまじく、すでに見た目は初夏。
さらに、オルゴールのような微妙に音痴な童謡をスピーカーで流しながら走り回る
夏の風物詩「アイスクリーム・トラック」が街を走り回るようになりました。
華やかな黄色の連翹、白いりんご、もくれんはまだですが、つつじは満開。
でもやはり桜が特別に感じるのは、私が日本人だからでしょうか?
私は小4、小5を病弱で過ごしました。
最初に脱水症状で入院した時は数日の入院だったのですが、
ずっと病院内で過ごした後、帰りの車の中で桜が非常にきれいに感じられ
感嘆していたら、母が多摩川の土手まで連れて行ってくれました。
桜を意識した、最初だったかもしれません。
その後の桜の思い出は実に多様です。
外国に居るから特に意識します。
NYの124丁目のリヴァーサイド公園の近くに「サクラ・パーク」なる物があって
数十年前に昭和天皇(だったと思います)がサクラを植えた、とかなんとか。
名前に反してサクラの木の本数は少ないのですが、
咲くと密かに愛しかった。
NYの日本人がツアーを組んで有名なワシントンの桜を見に行くのも、
昨年世界遺産に登録された富士山と同じように
桜が日本人のアイデンティティーとなっているからでしょう。
最後に。
私は非常な方向音痴なのですが、久しぶりに帰国した数年前の6月初夏、
時差で異様に朝早く目が覚めてしまった私はお散歩に出かけました。
そしたら全く帰り道が分からなくなってしまったのです。
朝焼けの中、気軽に道を聞けそうなお店も通行人も少なく、
外で消防車を洗っていた消防員さんに帰り道を聞いたら
実に親切に細かく丁寧に説明してくれました。
しかし、その目印が
「ここを左に曲がって右に曲がって云々かんぬん…すると素晴らしい桜並木があります。
絶対にすぐわかります」
私は(桜並木を道しるべにするなんて、なんて風情!)としか思わず、
丁寧にお礼を言って歩き始めたのですが、
勿論もう桜は咲いておらず…
なぜ、6月の初夏の日に消防員のお兄さんも私も「桜、桜」と言っていたのでしょうか…
今日は全く音楽に関係の無いブログでした。

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