今日はコロナニュースの箇条書きはお休みします。
昨日マイクなどの機材がやっと届き、それのセットアップに色々かかりきりになり。
これから集中して待ちに待った収録を始めるぞ!と気合を入れて散髪に出かけ。(第二波でまた閉店になるかもしれないし)
そうこうしている内に今日はなぜかゲスト出演したポッドキャストが2本同時に公開となりお礼やご挨拶や広報や...
練習も3時間。
明日は一か月前に亡くなった友人の追悼式。その為にもマイクのセットアップにアクセルを踏み込み、サウンドチェックをし、選曲をし、誰がどんなスピーチをしても、みんなが悲嘆しても、泣いても、故人の逸話などで和んでも、なんにでも対応できるように兎に角多くの曲を揃え。
そして打ち合わせの電話とメールが何本か。その延長で夜9時半に、英語の詩を二本、日本語訳して!と。
野の君がとっくにいびきを書いている中、秋の虫が外で鳴くのを聞きながら、窓から吹いてくる夜風を感じながら、聞いたこともない詩人の聞いた事もない詩を訳しながら、ほろりとしてしまう。友人の死。Covid-19で浮彫になる将来の不透明さと世の中の不平等さ。そんなものを全て含蓄しているような詩。
IF WE’RE ALIVE 『生きていれば』 詩人Abdukérim Dawut Semender 英訳 Joshua L. Freeman
Perhaps おそらく
if we’re alive 生きていれば
tomorrow or the next day 明日か明後日
somewhere in the world 世界のどこかで
we’ll meet each other; 我々は出会う
on the seashore or the road 海岸でか道端でか
we might even walk holding hands; 手なんかつないで歩いたりするかも
and perhaps そしておそらく
we’ll silently celebrate 静かにお互いの
our birthdays 誕生日なんかを祝う
that come one after the other 誕生日が近かったりして
that we’ve never marked before; それまでは知り得なかったのに。
Perhaps おそらく
if we’re alive 生きていれば
those days we’ve waited breathlessly for ずっと固唾をのんで待っていた日
that never came, that tarried for centuries, 何世紀も来なかった、永遠に来ないかとに思えた日が
will come up to greet us; あっけらかんと来たりする。
Perhaps おそらく
if we’re alive 生きていれば
the things we thought impossible 不可能だと思えたことが
that we never believed 信じられなかったことが
and couldn’t imagine 想像もできなかったことが
will with the passage of time 時間と共に
come to be 実現したりする
while 同時に
days as hard as we expected 思ってた通りの苦労に
make us sweat 汗をかかされたり
or never seek us out again… 見放されたり...
perhaps おそらく
if we’re alive 生きていれば
we’ll even reach our hopes 希望なんかに満ちたりして
and even have kids 子どもなんかつくったり
we’ll laugh, we’ll weep, 笑ったり、泣いたり
we’ll quarrel, we’ll make up, 喧嘩したり、仲直りしたり
we’ll travel, 旅したり
write a book, 本を書いたり
do as we choose 思うままに
if only we have time… 時間の許す限り...
as time passes 時間は流れる
perhaps we’ll even see grandkids’ faces おそらく孫の顔なんかみて
and tell them stories おとぎ話なんか聞かせて
if we’re alive… 生きていれば...
sitting, paging through the past’s thick album 座って昔のアルバムのぺージをめくって
we’ll sink into memories, 思い出にひたって
perhaps おそらく
just tomorrow one of us will die 明日には我々のどちらかが死ぬ
and I or you そして自分か君が
will swallow grief 悲嘆を飲み込み
and pass our bitter life, 苦い生涯を送る
perhaps おそらく
with the passage of time 時と共に
this wound too will heal その傷も癒えるかも
or not 癒えないかも
we’ll shed tears 大した想いもない物にも
for the things we never thought much of, 涙を流したり
perhaps おそらく
humanity’s great progenitor 人類の偉大なる創造者が
wouldn’t bring such days to us; そんな日を許すはずがない
perhaps おそらく
however we meet 我々がどう出会うにしろ
we’ll part the same way, 我々は同じように分かれる
perhaps おそらく
you and I 君と私は
for thinking too much 考えすぎて
for petty things つまらないことで
for … reasons 理由はなんにしろ
will turn against each other, いがみ合う
I don’t know 分からない
what will arrive tomorrow in the world; 明日の世界を何が待ち受けているか
I don’t know 分からない
when death will come; いつ死が訪れるか
I don’t know 分からない
when our thoughts will become facts; 考えがいつ事実になるのか
I don’t know… 分からない
Perhaps おそらく
if we’re alive 生きていれば
it won’t be too late 遅すぎることはない
for anything なんにせよ
if we’re alive 生きていれば