タングルウッドも今日6日目。段々忙しく成って来ました。今日は二人の声楽家とのリハーサルとその一人とのレッスン、そしてマーク・モーリス舞踏団の団員に寄るダンスのクラス(2時間)をやって来ました。
タングルウッドでは色々な芸術の形に触れさせるべく、クラシカル音楽を専門にしている研修生たちを演劇鑑賞につれて行ったり、タングルウッドの敷地内で行われるもう一つのポップスのシリーズに行くことを奨励したりします。ダンスは、マーク・モーリスと彼の舞踏団が毎年タングルウッドに来ていて、研修生の演奏で踊るほか、研修生に踊りを教えたり、歌手の舞台の振り付けをしたりします。マーク・モーリス舞踏団のユニークな点は団員のほとんどすべてが楽譜を読めて、音楽の勉強をかなり本格的にしていることです。その団長であるマーク・モーリスその人はバロック・オペラなどは玄人はだしに詳しくて、その振り付けは正に音楽を体現化したもの。エマニュエル・アックスやヨーヨー・マなどと言った有名な演奏家たちとも共演していますが、かなり細かい解釈の論議を堂々としたりしています。
今週末、土曜日と日曜日、そして月曜日にマーク・モーリスのショーが在るのですが、今日はそのショーで演目の一つ、ヘンリー・カウウェルと言うアメリカの現代音楽作曲家の弦楽四重奏の振り付けを教わりました。私たちでもなんとか出来るくらいの比較的単純な動きの繰り返しですが、とても楽しく、そして興味深い経験でした。私たちは音楽家ですから、音楽を聴いて大体の構造とかは把握できます。でも、それを体現化して振り付けを覚えようと思うと、これがなかなか難しいのです。脳みそでそこの所の回路が発達していない、と言う感じ。
でも、身体を思いっきり使って動き回るのはとても楽しかった。
音楽の構造?なおかつそれを体現して踊る!これはもう音痴のわたしには想像することがかなり難しいですね。けど、ダンスは楽しそうですね。
>abbros.kawashimaさん
ちょっとエラそうに書いてみましたが、そんなに難しい事では無く「ここの調性の変化と共に『この動き』」とか「4拍子から3拍子になったら『その動き』」とか教えられるのですが、『この動き』とか、『その動き』とかが考えずにすぐ出てこない!覚
えられない!それから身体を動かしながら拍を数えられない!それでも見よう見まねで最後には何とか形になりましたし、研修生同士でお互いが奮闘するのを笑い合うのもとても楽しかった!マキコ