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「エルネオス」と言う月刊誌の「在米日本人のニッポン考」と言う連載が100回を超えるコラムに執筆を頼まれたのは、ロサンジェルスでのチャリティー演奏会が盛況のうちに終わって直後のその会場にてのことです。6月10日に締め切り、ということで6月9日に成田発NY着の予定だった私は、成田空港で出発待ちの時から書き始め、飛行機の中で書きついで、NYで時差で眠れぬ中校正を重ね、提出しました。6月7日に訪れた仙台郊外の岩沼市や、亘理市、磯浜漁港、そして福島県の山本町などで見た光景のこと、そして在外日本人として自分に、そして自分の属する日本人・日系人コミュニティーに今何ができるか、問いかける記事を書きました。 訪れたのはもう早3週間前になりますが、それでもその時すでに地震・そして津波から有に3ヶ月は経っていました。それでも住民がまたそこで元の生活を始められる様になるのは、遠い将来であるように見受けられました。それなのに、海外ではともかく、日本国内でさえも風化がすでに始まっている様に思えます。海外に居て、私が出来ることはまず、風化を防ぐこと、そしてこれから長期感にわたっての支援の必要性と、その理解を求めることだと思います。 ピアノフェストが終わってからNYに一ヶ月ほど滞在します。その期間に友達とまたチャリティーコンサートをやる話があがっています。日赤の義捐金の配布は少しずつ行われているそうです。やはり知名度、組織度、そして歴史においてはずば抜けているNPOですし、外貨で寄付する場合、一番簡単なのが日赤であるようにも見受けられます。今、日赤に対する猜疑心が浸透しているようですが、他に海外から簡単に寄付できる良心的な大規模NPOをご存知の方は、ご一報いただけますでしょうか? 「エルネオス」の発売情報です。 『発売は7月1日(日本時間)です。対象の限られた年間購読誌なので全国の書店で購入できるわけではありません。東京の場合だと丸善の丸の内店、日本橋店、八重洲ブックセンター、ジュンク堂池袋店、リブロの青山店,池袋店、江坂店など十数店舗だけです。なお月初、すなわち今回の場合、7月1日の日経新聞1面下で発売広告が出ます。』
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pianofestでは色々なことがとても簡単と言うか、気楽である。 「明日は水曜日なので、恒例のコンサートがあります。演奏したい人は~?ああ、君のベートーヴェンの3、4楽章は10分くらいだね。それから君のバッハはとても良かった。何分くらい?あと、ロマン派が欲しいね。。。あなたのラフマニノフは何分?。。。」と言った感じで演奏会の前夜、夕食の会話で次の日のプログラムが決まる。 昨日の水曜日の演奏会では私のルームメートが二人と、後数名弾くことになっていた。正午のコンサートで10時ごろ会場に向かって出発と言うことで、私は二人に付き合って早起きして練習に向かった物の、本番が無いからリラックスしてゆったりと朝食をとり、さあ、そろそろ練習を始めようかな、と9時半ごろピアノに向かったとたん、がたん!とドアが開いた。 「今日の演奏会に出るとしたら、何と何が弾ける?13分くらいの穴を埋めなきゃいけないんだ」 。。。なんと、出場予定のピアニストの一人が手首に怪我をしたのである。 「えっと~、シューベルトの即興曲とか、モーツァルトの幻想曲とか。。。」 「完璧!出て!」 「でも、ドレスが。。。靴が。。。」 「今すぐお家に帰って取ってきて!」 「ギャ~~~!!」 と、言うことでぜんぜん練習しないまま、十八番ではあるがここ何ヶ月、いや、もしかすると何年もさらっていない曲を人前で披露する羽目に。。。 会場はBrookhaven Laboratoryと言うなんだか原子力研究所で国の最高秘密の研究所に在る講義用のホールである。やけに警備が厳しく、免許証の提示などが要求される。古いスタインウェイのフルコンがステージに在って、お客さんは研究を休んで和みに来た科学者が主な感じだが、中には身分証明書提示の厳しい審査にもめげずに、ドライヴしてきてくれた一般聴衆も居る。私は、日本の福島原発に関する彼らの意見を聞けるかも知れない、と意気込んでいたのだが、自分の研究の話はあまり出来ないらしいし、第一、あんまり演奏後に聴衆に挨拶すると言う、雰囲気ではなかった。演奏はまあ、状況を考えれば上々。喜んでもらえてよかったが、突然の事でびっくりした。
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ピアノフェストでは毎週月曜日とほとんどの水曜日演奏会があります。 それぞれのピアニストが大体6分から15分くらいずつ、小品や大作の一部を演奏し、全部で6人くらい出演します。 私は昨日、モーツァルトの幻想曲ニ短調と シューマン作曲ドビュッシー編曲の「6つのカノンの練習曲」と言う2台のピアノのための曲を演奏しました。 演奏が行われたのはある大学の構内に在る演奏会場でスタインウェイが二台入っていて350人くらい入る、 とても感じの良いホールです。 昨日は約200人の聴衆が来場し、暖かく私たちの演奏を受け止めてくれました。 毎週、月曜日の演奏会の後は、ピアノフェストのために大口寄付をしている人が ボランティア、他のドーナー、そしてピアノフェスト参加者全員のために盛大なパーティーをしてくれます。 昨日の家は、物凄く大きくて、前庭には大きなプールとジャクジ、 そして後ろの庭は軽く10分くらいの散歩が出来るほど広かった! 出てきたのは、ロブスターや、ムール貝などが沢山入ったパイエヤ、ソーセージと野菜の煮込み、 マッシュルームに詰め物をして焼いた物や、おいしいものが沢山。 そしてバーがあって、何でも飲み放題です。 他のお客さんが沢山居る時は私たちもまだかしこまって無茶食い程度でお行儀良くしていましたが、 みんなが帰ってピアノフェスト参加者だけにってからは無礼講でプールで大はしゃぎしました。 とても楽しかったです。
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私が今参加しているPianofestの在るEast HamptonはNYに住む金持ちが避暑用の豪邸別荘地として有名です。こういう人たちは、すでに退職していたり、特に職業を持っていない人が多く、音楽鑑賞や、芸術関係、またボートや車などの趣味に生きている人が多い様です。そういう人たちのスポンサーによって私が今参加している様な音楽祭が実現するわけです。 今日はPianofestの個人スポンサーの一人で在るドイツ人の女性のお家で、彼女と彼女のお友達のためにゴールドベルグをリピート付きで演奏してきました。私はゴールドベルグを8月にCD録音する予定で、今リピート(とそれに伴う装飾や即興)付きで演奏するために特訓中。この音楽祭の音楽監督に、「なるたけ沢山、人の前で通し稽古をしたいので、助けて下さい」と頼んだところ、このホームコンサートが実現されたわけです。 個人宅とは思えないような豪邸。見渡す限り広がる花咲き乱れる庭にはハンモックがぶら下がっています。「天国」と言われたら、こういう場所をイメージする人も居るかもしれない。私のミニ・コンサートのためにこじんまりとした、でもとてもおしゃれな飲み物とおやつの用意がお客さんのためにしてあり、居間にあるスタインウェイはきちんと昨日調律されていました。 日本でのゴールドベルグの演奏はリピートをせずに大体40分程度でしたが、リピートをした場合はざっとその倍の80分かかります。そしてやはり疲れた。腕も疲れたし、脳みそが疲れた。耳も疲れました。でも、だから達せられる境地、というかナルヴァーナのような感じも味わいました。そしてリピートをするから聞こえてくる物もある。実現できる声部の比較検討もある。全部弾き終わった時は本当にタイム・トラヴェルから帰ってきた浦島太郎のような気持ちがしました。 そして、みんな物凄く喜んでくれたのです。「それぞれ、全ての瞬間を楽しみました」と言って下さったイギリス出身のヴィクトリア。ホストのブリジットは「また、是非やりましょう。いつ来れますか?」と言ってくれました。「バッハは神様みたいですね」と言って下さった方も居ました。 とても、とても嬉しかった。 大成功!
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ロサンジェルスの日本語テレビ放送、NTB(Newsfield Television Broadcasting)で私が担当している隔週放送のミニ・シリーズ、「ピアノの時間」のエピソード#11が放映されました。今回のテーマは「音で描く絵」、フェデリコ・モンポーの前奏曲8番「一つの水滴について」を例に、音楽でイメージを描く、ということについてお話します。 下のリンクの9分50秒のところから13分45秒までをご覧ください。 http://www.soto-ntb.com/program/2011-6-19/
