January 2011

宿題

一昨日、昨日と、色々あってほとんど宿題も練習も放棄していた(ブログも)。 今日は本腰を入れて、パッパと、譜読み、宿題、用事、そして練習と進めていこう! 宿題のハイライトは「クラス教授法」の宿題。 「音楽理論」と言う名目の学部生一学期目のクラスのカリキュラムを作ることが宿題なのだけれど、 現実的な事を一切考慮しないで、なるたけ現実離れした理想的なクラスを作れ、と言う宿題。 例えばそうしたかったら、寝食ともにして、一日10時間毎日のクラスをデザインしても良いのだ。 私は、私の様な生徒のみを対象としたクラスをデザインしたいと思っている。 絶対音感を持ち、すで音楽理論のクラスを全て、オールAで取って来ていて (人によっては音楽理論は中・高生から始める) でも実は、それは絶対音感を持っているために答えが分かっているからであって 本当に理論を理解しているわけでは無い、と言う、多分見分けるのが難しい生徒たち。 譜読みはレベッカ・クラークのピアノ3重奏。 これは来る3月4日と5日のD。C。の国立図書館での演奏会の為の準備で、 明日最初のリハーサルが在る。 レベッカ・クラークと言うのはイギリス生まれの女流作曲家だが、 割と若いうちにアメリカに移住して来て、その直筆や手紙の多くが国立図書館に在る。 彼女の名前や作品の前にはしばしば「女流作曲家の」と前書きが付くが、 それが悔しくなるほど、彼女の作品は優秀だ、と私を始め多くの人が思っている。 練習は引き続き、ゴールドベルグ変奏曲とリストのソナタ。 そしてもう一つ、今日は二つのとても楽しみな演奏会を聴きに行く。 一つは私の先生である、Brian Connellyの独奏会。 彼は彼所有の古楽器の一つである1862年作成のブ―ゼンドルファーでブラームスを弾く他、 ジャズ風の曲や、色々な楽しいプログラムを用意している。 それから、作曲専攻の博士課程のクリスが、同学年のヴァイオリニスト、ソーニャの為に書いた ヴァイオリン協奏曲の演奏が今夜在る。 初演は先学期在ったのだが、私は不在で逃してしまった。 でもクリス、ソーニャを始め色々な人がこの曲について興奮して話すのを聞いているので、 とても楽しみである。

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ゴールドベルグ変奏曲

この夏の日本の演奏会ではバッハのゴールドベルグ変奏曲を弾こうかと思い、冬休みから勉強中である。 大体、譜面は覚えた。この頃は色々な録音を聴いている。面白い。 私の先生、Brian Connellyは古楽器にも現代曲にも詳しい超人的なピアニストで、彼のレッスンは非常に面白いが、彼がしょっちゅうフレーズについての解釈を「弦楽器で弾いたらどう言う弓使いになるか」と言う事を基本に決めているのに触発されて、今ブログを書きながら聴いているのは、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのトリオようにアレンジされたゴールドベルグ変奏曲。結構有名な編曲らしく、色々な人が録音しているし、私の昔のコルバーンの同級生も最近演奏していた。確かに息使いが弓の都合によって、鍵盤では思いつかなかったような面白い工夫がされていたりする。 バッハはゴールドベルグを「2マニュアルの鍵盤楽器の為」に書いた、としている。2マニュアルと言うのは、上下2段に分かれている鍵盤の事である。変奏曲の幾つかは片手が上鍵盤、もう片方の手が下鍵盤で弾くように書かれており、物凄く激しく両手が交差したり、同じ音域で弾いたりするので、これを普通のピアノで弾くには、ピアニストの工夫が必要になり、これをすでに「編曲」とみなす人は多い。本当にバッハが意図したゴールドベルグ変奏曲を聞きたかったら、ピアノ演奏で聴くのは邪道だ、と言うのだ。逆に「ピアノで演奏することがこんなに主流になった曲なんだから、他の楽器で演奏するのも在りのはず」と言う論理も成り立って、例えばオルガンで弾いたり、2台のピアノに編曲したり、色々な解釈が在る。 不思議なのは、琴で弾こうが、合唱が歌おうが、ジャズ風にアレンジしようが、バッハいつもバッハなのである。 さて、この弦楽3重奏、中々良い。Dmitry Sitkovetskyと言う人の編曲で、私が今聴いているCDは彼がヴァイオリンを弾き、ヴィオラはGerard Causse, そしてチェロはMisha Maiskyである。

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あめあめふれふれ~♪

今日、朝起きてみたら土砂降りだった。 一瞬、(朝早くから学校に行って練習して~)と言う計画が 雨のおかげで想定の100倍くらい難度が高くなり、むっとしたが、 そう言えば私は家でやるべき宿題が山ほどあるのだったと思いだし、 (これも運命)と腹をくくって、練習をギブアップ、宿題に専念することに決定した。 先学期が遊び暮らしていたかのように錯覚してしまうほど、今学期は難易度が急にアップ。 まず「Analytical Approach」と言う音楽理論のクラス(月、水、金、それぞれ一時間)。 これは博士課程に置いて必修の音楽理論の最終段階のクラスである。 ハインリッヒ・シェンカーという学者の分析法と、無調性音楽の分析法を勉強する。 水曜日までに読まなければいけない宿題が60ページ。 それから博士課程の為の「レパートリー」と言うクラス(火、木、一時間半ずつ) これは色々なゲストがそれぞれの得意分野の曲目について幅広く講義するのを聞くだけ。 そんなに大変そうではない。 博士課程一年生の為の「クラス教授法」(火、木、一時間半ずつ) 来年からそれぞれ皆、楽典を始め色々な授業を教えられることが ライスの博士号プログラムの一環になっている事に当たって、 色々なメソッドや心理学など教授法一般について学ぶクラス。 まだ宿題は出ておらず、教授法について非常に観念的な、哲学的なレヴェルのセミナーだが、 このクラスは音楽理論の教科書を7冊隅から隅まで読んで比較検討するとか、 凄い大変なクラスらしい、と上級生から聞いている。 そして「オーケストレーション」 オーケストレーションのクラスは色々あるが、このクラスは一番難易度の高い、 作曲家の為のクラスである。 このクラスを取ることを許されたのは光栄だが、 何と最初の週に出された宿題が山の様で、アングリ! まず、Samuerl Adlerと言う作曲家の書いたオーケストレーションの本の4章を読むこと。 ページ数にして、102ページ。 それからチェロの為の短い曲を一曲作曲すること。 (一分程度。ただし、ミュートを付けて、外して、色々な弓の業を取り入れて、と規制が多い) 最後に現代曲を聴いて、その弦楽器の使用法について書き出すこと。 それを全て今週の水曜日までにやるのである! すごいな~。。 と、言うわけで、晴耕雨読(雨が降って良かった)。 今日は息抜きに洗濯や掃除をしながら、主に宿題をしていました。 途中でお友達の運転で土砂降りの中韓国系スーパーマーケットに連れて行ってもらい 夜は友達とピザを食べに行きました。 良く遊び、良く学んだ一日でした。 そして宿題の山は、残り、まだまだ大きいです。

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博士号パーティー

今日はライスの音楽学校の博士号のプログラムの主任のお家で博士号の勉強をしている生徒たちの為のパーティーが在りました。凄いご馳走で、堪能しました。まだ学期が始まって最初の週が終わったばかりだし、実にタイミング良く今週末は三日連休なので、普段は目を三角にして走り回りながら目礼を交わす程度の知り合いの人もお互いに多い、二年目、三年目、そして四年目の博士課程の人たちとゆっくりご馳走を食べながら色々笑っておしゃべりをし合える、とても良い会でした。色々なクラスの情報交換は勿論、これからする共演の話、冬休みの話、それから四年目の人にはすでに大学で教職をゲットした人もいて、その人のインタビュー体験談、などなど。そしてご馳走が素晴らしかった! 博士課程のチェリストのイタリア人の奥さんが作ったリゾット、ぷりぷりのえびの入ったキヌアのサラダ、本格的ラザーニャ、チキン・エンチラーダ(メキシコ料理)、など、など。そしてデザートには子供の頃お母さんが作ってくれた焼きリンゴの味そっくりのアップルパイと、チーズケーキ!! とても幸せな、楽しい一時でした。

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元気なわけは・・・?

朝から晩まで張り切っています。 昨日は9時25分から最初のクラス、10分の休憩を経てもう一つクラス。 正午の後は、買い物などの雑用を済ませ、家でランチを作り、食べ、メールチェック。 その後ジムで運動して午後の半ばから10時までずっと練習しました。 昨日は全ての時間を無駄にせずに過ごすことが出来ました。 なぜエネルギーが持続したのかな? 案1)ランチ休みをしっかりとり、お昼を健康的に大量に食べたのが良かった。 案2)ランチの後にちょっと頑張って運動して汗かいたのが良かった。 案3)朝を普段よりちょっとゆっくりした(お茶づけも食べたし) これらを参考に、これからもこう言う日を多く持ちたい!と思います。

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