練習時間の不思議。質>量

時間が限りあるものだと言うことは、大人になればなるほど実感する。 練習時間も、大人になればなるほど限られてくる。 責任の増加、行動範囲の広がり、やりたい事の明確化… そのすべてが(もっと時間があったら!)と、時々私たちに思わせてしまう。 でも、同時に限りある時間だからありがたみが出てくる、と言うこともある。 聞いた話しだが、 死刑囚と、終身刑囚では、死刑囚の方が更生したり、宗教に開眼したり、本を書いたり、 充実した時間を送る可能性が高いそうだ。 どれだけ時間があるか、では無い。 ある時間をどう使うか、なのだ。 全く同じことが練習時間についても言える。 若いころは練習だけしていれば良かった。 でも大人になってくると、自分の生活のための諸々だけでなく、 演奏会の企画・運営も多くが演奏者自身にかかってきたり、 また社会人として、音楽とは関係の無い責任や周囲からの期待も増えてくる。 そんな中、10分でも有効利用して、質の高い練習ができるかどうかが 演奏家の存命にかかっているのだと思う。 今週はほぼ毎日、スカぴあのリハーサル! しかし、私の日本滞在日数もカウント・ダウンが始まって、 その為の諸々や、アメリカに帰ってからの諸々もまた、 私の「やることリスト」を長くしている。 落ち着いて、一つ一つ片づけて、 そして細かい時間にも感謝して、できることを積極的にする! がんばるぞ!

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