8時 起床、身支度、朝食
9時 練習
12時半 キャンパスに移動、友達とピザ、練習
3時半 ボストン交響楽団のドヴォルジャーク交響曲8番を聴く(ブロムステッド指揮)
4時半 友達と湖に行き、お散歩、水遊び
6時 夕食、練習
7時半 レヴァインの声楽公開レッスン見学
10時半 声楽家とピアニストの「公開レッスン、お疲れパーティー」
1時半 帰宅
タングルウッドでのビッグ・イベントの一つに8月の7日、8日、9日に行われる
現代曲フェスティバルがあります。
作曲家、批評家、音楽学者など、いろいろな人たちに注目される、大事なイベントです。
そこで私は、アンサンブルや、オーケストラ・ピアノに交えて、
一曲ソロの曲を弾きます。
ジャッド・グリーンスタインと言う、NY在住の若めの作曲家の"Boulez is Alive"と言う
約8分の曲ですが、今、汗をかきながらこの曲を練習しています。
最終的には即興ジャズの様に聞こえる、きれいな曲なのですが、
書法が非常に複雑で、特にリズムが大変なのです。
一拍の中に5つの音を右手で入れて、7つの音を左手に入れて、
次の拍では右手が9つの音、左手が4つ、
そして次の小節では、拍そのものの単位が変わる、と言う様な事が延々と続く曲。
もう腹をくくって、一拍ずつメトロノームと共にまず正確に何度も弾いて、
音の感覚を覚えてから、右左を合わせ、そして次の拍に移ると言う作業を
地道に積み重ねるしか、私には思いつきません。
私は苦肉の策でそれぞれの拍の中に入れなければいけない音の数に合わせて
言葉をつけて、メトロノームと共に
「ひさかたの(5)、ひかりのどけき(7)、ひかりのどけき、まーきーこー(3)、まきこひらた(6)。。。」
と、大声で発音しながら練習しています。
そういう練習を何時間も続けていると、本当に疲れて会話もまともにできなくなります。
今日は、ボストン交響楽団の演奏会が在って、やっとの思いで後半に間に合いましたが、
せっかくボランティアの人のおかげでまたもや最高の席をゲットできたのに
ちゃんと聞けるかしら、と心配になるほどでした。
もうしょうがない、寝てもいい、と割り切って、
まるで目玉が熱をもったようになっている目をつむって聞き始めました。
私は演奏を聴くときは、指揮者とか演奏家を凝視してしまう癖があるので、
目をつむって演奏を聴くのは初めてだったのですが、
とても気持ち良かった。
視覚から入ってくる情報が無くなって初めて聞こえてくるものも在るんだなあ、
と、遅ればせながら発見し、すっかり疲れがいやされた気持で楽しみました。
ひさかたの、、、は良かったですね。 大変そうなのにユーモラスで思わず笑っちゃいます。
イヤー思わずあふれ出る教養ですね。
>自称ファン第一号さん
5の言葉、と7の言葉、と思ってぱっと
(あ、和歌だ!)と思いました。
本当に5と7が多いんです。
日本人じゃない人はどうするんでしょう!?