シューベルトについて


今度のリサイタルで弾くべく今練習しているシューベルトのソナタ19番、D. 958ハ短調は
シューベルトが梅毒で、若干31歳で亡くなったその年に書かれている。
当時梅毒は治療法が無く、梅毒は死刑宣告だった。
26歳で梅毒の診断を下されたシューベルトはそのあと、
歌曲の詩に多く、死を唯一の逃げ道、あるいは友達、あるいは美しいものとして描写する物を選ぶ。
そのシューベルト死後一年経って、シューマンがこんなことを言っている。
「Where other people keep diaries in which they record their momentary feelings, etc, Schubert simply kept sheets of music by him and confided his changing moods to them; and his soul being steeped in music, he put down notes when another man would resort to words (普通の人が日記にそれぞれ、その時の感情などを記録するように、シューベルトは五線紙に移り変わる自分の感情を書きつけ、打ち明けます;彼の魂は音楽にどっぷり浸かっているので、普通の人が言葉に頼るところを、シューベルトは音符に託すのです。)」
何が、シューベルトのどの曲が、シューマンにこう言わせたのだろう。
「A happy tune? Is there such a thing? If so, I have never heard it. (幸せなメロディー?そんなものあるの?
在るとしても、僕は聞いたことが無いな」と、シューベルトは言ったそうである。