ニューヨークのクリスマス No.2


 今年初めて、私は実はクリスマスの日は教会に行ってしまいました。今、シンシナティi州に博士号の勉強の為に行っている友達がニューヨークに来ていて、お互い忙しくて彼女が教会に行く時間しか合わなかったので、一緒に行く事になったのです。
 マンハッタンのタイムズ・スクエア・チャーチと言う51丁目に在る有名なところで、元はミュージカルなどのショーをやるためだった劇場を内装をそのまま使っているのです。当日はクリスマスのせいもあって多分600人くらい入る会場がほぼ満席でした。
 そして感心したのは、来ている人たちがとても多様な事です。老若男女入り混じり、家族連れ、幼児づれ、全く一人で来ている若い人や年寄り、物凄いお洒落な人、ぜんぜんお洒落じゃない人、そして黒人、白人、インド人、韓国人、(日本人は余り見当たらなかった)など。
 皆とってもアクティブにお祈りをします。空を仰ぐ人、ロックコンサートの様に賛美歌の間中両手をあげてゆっくり右へ、左へと揺らす人。賛美歌がクライマックスになってくると、舞台(幕つき)に乗ってる聖歌隊の人も参列者もぴょンぴょンはねたりする!そしてみんな神様を自分に取り入れようとしているのか、上を仰ぎ見て頭の辺りで手をひらひらとおいで、おいでのような動作をするのだけれど、彼らの目は今何を見ているのか、と視線を追って見ると、舞台の上の天井画は劇場時代から触れられた形跡も無い、ビクトリア調で書かれた男女数人の裸体が絡み合っているシーン、、、、、とても面白い、、、
 涙を流している人、踊りながら賛美歌を歌っている人、「ハレルヤ、ハレルヤ、Thank you, Jesus!」と大声で繰り返す人、などなど。賛美歌が単純なメロディーと歌詞で必ず3回は繰り返すのを「洗脳」と思ったり、お説教の矛盾を頭の中でいちいち静かに指摘したりしていた私も、最後の賛美歌ではもうどうしようも無く嬉しい気持ちになってしまって、周りの人を手当たり次第抱擁したりしていた。やはり相手は上手だ。
 でも、大都会、時代の最先端をいくマンハッタンのど真ん中で、人がこんなに自分をさらけ出す事に意欲的になっている場所があったというのは新鮮な驚きで、私はそれをとても好ましく思う。今度は他の教会に行って見よう。