洒脱日記157:ホームスクールに音楽でメリハリを!

今日のブログは、日刊サンに掲載中のコラム「ピアノの道」の第39回目として8月の19日に発表になったものです。

「起立!礼!着席!」日直の掛け声を伴奏するオルガンの和音進行...懐かしいですよね。休み時間のベルの音も耳に残っていませんか?こういう合図的音楽はパブロフの犬と同じような条件反射を引き起こします。

カリフォルニアの多くの学区域で新学年度がオンライン授業で始まります。今日は、ご自宅でお子様の教育を指導する親御さんのお役に立てばと思い書いています。音楽のパワーについてこのコラムで色々お話ししてきました。音楽は子供さんには更にパワーを発揮します。理由は前頭前野と呼ばれるの部分。管理するのは「計画実行」「集中」「努力」「我慢」など自己制御と実行機能。前頭前野は25歳位まで未完のまま成長を続けます。この発達途中の前頭前野を、音楽教育や音による合図が補佐してくれるのです。

「オンライン授業が始まる時間ですよ」「自習の時間ですよ」の音楽や合図(チャイムなど)を決めてみたらいかがでしょう?科目ごとに違うキューでも楽しいかも知れません。着メロのようなもので良いんです。そして「頑張って!」「よく頑張った!」など、開始と終了の決まり文句も効果が在るようです。言葉の意味よりも、一種の儀式なんですね。「行ってらっしゃい」「お帰りなさい」も、居間から勉強部屋に行くだけだったとしても効果があるのかも知れません。

コロナ感染の危惧と、学校の必要性を天秤にかけた議論が続く中、2011年の東日本大震災復興に携わった教育者のこんな言葉を思い出しました。「学校の役割は教育のみではない。校舎は地域の集会所、体育館は震災時の避難所。学校の再開は親の職場復帰を即します。生徒の登校は家族のリズムを、そして地域の活性化です。」登校が無理な今、ご家庭で学校が提供するメリハリを音楽でつけてみて下さい。

私は毎朝6時から30分、朝練のライブ配信をYouTubeで行っています。早朝をバッハで始めるのはすがすがしいものです。いつでもお気軽にご参加ください。私のYouTubeチャンネルにもいつでも遊びにいらしてください。https://www.youtube.com/c/MakikoHirata

この記事の英訳はこちらでお読みいただけます。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です

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