ヒューストンのアパートが見つかったkも!

タングルウッドの活動と同時進行でインターネットでロスでやり残した雑用を片付けたり、ヒューストンに引っ越すための準備をしています。
まず、昨日の深夜、遂に"traffic school"を終了!4月にカリフォルニアでキャンプに行った際、友達と変わり番子で運転していたら、運悪く私がスピード違反で捕まってしまったのです!その罰金は何と250ドル!でも、”トラフィック・スクール”と言う交通ルールのクラスを8時間取れば、免許に点は付かないシステムになっています。免許に点が付いてしまうと、運転保険料が上がってしまうし、やはりここは頑張って取って方が良いでしょう、と言うことでタングルウッドに来るちょっと前からオン・ラインのコースをちょっとずつ進めていました。ところが最終テストの段階になって色々と問題が発祥したのです。インターネットでテストを取るのですから、本人確認がとても難しく成ります。だからテストの最中に何度も個人的な質問をされて、正しく答えられなければそこで失格になってしまいます。でも、この質問が非常に恐ろしく、12年前の夏、友達が留守の間に2カ月住んだアパートの住所の一部が出て来て、「貴方が昔住んでいたこの住所の残りを書いてください」とか、沢山の電話番号が出て来て「この中の一つの番号と貴方は関係が在ります。どの番号ですか?」とか。。。しかもその電話番号はどれ一つ見覚えが無く、私の携帯の電話帳にも載っている番号は無いし、もう本当に途方に暮れてしまいました。ここで失格になったらカリフォルニア州現地の運転免許書き換えの所に行ってテストを取るか、公式な保証人にお金を払ってテストを取っている間見張ってもらわなければいけません。でも、カリフォルニアを引き払ってしまった私にとって前者は不可能、後者は高く付いてしまうので、もう本人確認の質問が出てくる度にパニクッて「お客様ご相談フリーダイヤル」に電話をかけて「どの電話番号も見覚えが無い。質問を変えてください!」とか自分の状況をくどくど説明して泣きついて、最終的に午前1時半に無事終了しました!何回も「お客様ご相談フリーダイヤル」に電話したので、何だか私のケースは覚えられていたようで、最後に無事終わったことを確認した時は、電話の向こうでも本当に喜んでくれていました。良かった、良かった。それにしても怖いのは、こんなに沢山の個人情報が公開されているんだなあ、と言うことです。私が言った高校とか、かけた電話とか、思いもかけない質問が次から次へと飛び出してきました。
それから、ヒューストンでの住まいが今日見つかったようなのです。私はヒューストンには入試のオーディションと筆記テストの時に二泊三日しただけで、その時はテストと面接と実技の試験でヒューストンを探検するどころじゃ在りませんでした。だから土地勘も全然無く、しかも学校が始まるギリギリまでタングルウッドで演奏しているので、「どうやって住む所を見つけるんだろう」、「住む所が見つかっても家具をゲットするまではどこでどうやって寝ればいいのだろう」と心配の種は尽きませんでした。でも、ライス大学の生徒を希望して、ライスに広告を出す人は多いらしく、そう言う広告から一つとても良さそうな物件を見つけたのです。ライスの入り口まで五分、ライスのキャンパスは大きいので、そこからシャトル・バスに乗れます。音楽学校のビルまでも歩いても10~15分。月500ドルで、電気・ガス・水道, インターネット全て込み。冷房・暖房、そして家具まで完備した、一人部屋です。年配の女性が子供が巣立ってしまった後の部屋をライスの学生に貸しているそうで、常に2~3人の学生が住んでいるそうです。台所、洗面所はシェアですが、写真で見る部屋は壁に備え付けの天井まで届く本棚が在って、カーペットが敷いてあり、ベッドも机もタンスも鏡台も在って3方の壁には可愛い窓が付いていて(カーテンも付いている)とても良さそう!オーナーも今日電話で話しましたが、ロシア訛りの強い英語ですが、親分肌みたいな面倒見がよさそうな印象で、温かくて、融通が効きそうな感じがします。これで決まりかな?タングルウッドにはライスの学生も多く居ますし、その他ヒューストン・グランド・オペラの奏者なども研修生として来ていますが、彼らに場所と条件を全て話すと「それは素晴らしい条件だ!今すぐ契約すべきだ!」と興奮してくれる物件です。凄くラッキーだったかも。
今日はコルバーンのフルートでタングルウッドに研修生として来ている友達と彼女に紹介された二人のバスーンの研修生(一人はヒューストン・グランド・オペラと言う多分アメリカで一、二を争うオペラ団のバスーン奏者です)と一緒にお買い物に行ってきました。水筒や、お昼に食べるお菓子や、色々あったら毎日がちょっと楽になるものを買いました。でも、買い物そのものよりもタングルウッドの日常を離れて、普通の生活を垣間見る事がちょっと息抜きになった感じ。
トラフィック・スクールやなんだかんだでこの頃夜が遅く、朝が早い生活が続いていました。今日は早寝が出来るのも、嬉しい!今日は集中した練習が出来たからきっと良く眠れると思います。
明日の予定はこんな。
九時からキャンパスで練習。
三時半から歌のレッスンの伴奏。
四時から寮で練習―夕食
七時半から「色々な鍵盤楽器」と言うクラス
明日楽しみなのは夜の「色々な鍵盤楽器」のクラスです。私は、研修生でやるオペラ「ナクソス島のアリアドネ」でハーモニアム(ペダル・オルガン)の担当なのですが、これは結構大活躍するパートで、今から張り切っています。ハーモニアムはショーンベルグのマーラーの交響曲の室内楽用の編曲なので弾いたことが在るので、多少経験は在りますが、きちんと習ったことは無いので、明日一杯質問したいと思います。

2 thoughts on “ヒューストンのアパートが見つかったkも!”

  1. 良い住処が見つかってよかったですね、住環境って大事ですから。アメリカではオンラインでペナルティ講習が受けられるとは、けどチョット驚くプライベート・クエスチョンです!ソースはどこって思います。

  2. >abbros.kawashimaさん
    本当ですよね!私も空恐ろしい気持ちがしました。でもこのトラフィック・スクールとヒューストンでの落ち着き先が片付いて、やっとタングルウッドに完全に集中できる感じでホッとしています。
    マキコ

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