ヒューストンを自転車で探検!
かき忘れていましたが、先週末は月曜日がLabor Dayで日本で言う勤労奉仕の日。 同じ下宿で別の部屋を借りているソフィアと、ヒューストンのダウン・タウンに在る美術館に行ってきました。 ソフィアはフィンランド出身の生物学者です。 彼女の専門はコンピューターで生物学のデータを分析する事です。 ベテランのサイクリストらしく、私より1週間ほど遅れてヒューストンに来たにも関わらず、 凄い行動力で、ぼろぼろになるまでヒューストンの地図を研究し、 何時間にも及ぶ自転車旅行をして来ては 「今日はここに行った。」「今日はこの公園に行った」 と、地図で見せてくれます。 今では私に「新鮮な野菜とパンが欲しければここに行くべし」と、リンクを送って来てくれたりします。 「私は自転車は下手くそだからね、転んだりするかも知れないからね」と私が念を押したので、 ソフィアは後ろをチロチロ見ながら、超ゆっくり運転をしてくれました。 でも、ヒューストンは並木道がとても美しく、ダウンタウンは歩道が広々としていて堂々と自転車で走れ、 美術館までの道のりもとても楽しかった。 そして美術館自体も素晴らしかったのです。 二棟ある、とても大きな美術館で、全部見る事は初めからあきらめて、 ソフィアの要望でアメリカン・アートに集中する事にしました。 18世紀~現代まで実に豊富なコレクション。 しかもキューレーションがきちんとしているので、年月の流れが如実に分かるようになっています。 でも、アメリカはやはり1960年頃まではヨーロッパへの劣等感が強かったんだなあ、と思いました。 私はアメリカ物はそれ以降の物の方がずっと好きです。 初めて、お家とキャンパス往復以外の自転車の有効利用をしました。 突然グッと、ヒューストンが身近になりました。 ソフィア、ありがとう。