Rice University

週末余暇の後は…

さて、今週末は土曜日の午後からきっぱりと日曜の終わりでお休みと決め、勉強もピアノもノータッチ!でした。が、今は月曜日の朝。「小春日和」と言うより「大夏日和」と言うような20度の陽気が延々と続いていたヒューストンの12月が、一晩で大幅に冷え込み、今朝は摂氏5度。気持ちも引き締まります。 次の課題は、水曜日に締め切りの音楽理論のテイク・ホーム試験です。このためには大きな茶封筒を二つもらってあります。一つは「締め切り24時間まえ、開封」と書いてあり、もう一つには「締め切り3時間15分前、開封」と書いてあります。24時間前の封筒の中には楽譜が入っており、それを20時間45分かけてじっくりと分析します。3時間15分前の封筒の中にはその曲に関する質問が入っています。これは博士課程最終試験と全く同じフォーマットです。 今日から今学期総復習をした分析技術のおさらいをするつもりです。今学期教えた「非音楽専攻のための音楽理論」の授業の中でこの分析技術の基本も少し出てきたので、来学期用に教えるノートを整理したり、そう言うこともこの二日で片付けよう、とたくらんでいます。そして練習も怠りません。作戦的には、30分練習して、1時間勉強し、と言うことを日中やり、夕方から勉強に集中しようと思っています。 それでが、頑張ってきます!

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図書館の子犬!

ペーパーの締め切りに追われて、図書館で頑張っていたら、なんだか図書館が騒々しい。図書館の緊張感にそぐわない遠慮のない笑い声や矯正があがる。始めは無視して頑張っていたが、そのうち興味がわいてきた。声のするほうに行ってみると、クッキーや飲み物が用意してあって、生徒たちやスタッフが地面にペタリと座り込んで、なんだか楽しそうにしている。それで思い出した。「期末試験中ストレス対策、セラピー用子犬作戦!」なるものが一週間くらい前からメールやチラシで宣伝されていた。(わざわざこの忙しい時期に図書館でやらなくても…)と一瞬ちょっと苦い気持ちがしたけれど、自分の仕事に戻って数十分後、なんだか和んでいる自分を発見。遠くに人の笑い声がする、と言うのは決して悪い物ではない。何だかやっているペーパーに対しても「取り組む」と言うより、トピックに少しやさしい気持ちが持ててくる。 特に子犬に興味が無い私にも、この企画は成功だったみたいだ。飴も何個か失敬したし。

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学期末!

今日は11月30日(金)。 ライス大学では秋学期の授業最終日です。 この後土曜日から火曜日までは「スタディーデイズ」と言って、期末試験の準備期間。 教授たちはこの間、ペーパーの締め切りなどを設定したり、 この期間に期末試験を実施することを禁じられています。 そして水・木・金と期末試験の3日間の後、冬休みが始まります。 昨日はルネッサンス音楽の期末試験がありました。 特に修士・博士課程用のクラスの場合、最後の授業に期末試験が行われることは多いです。 その勉強、そして教えている「非音楽専攻のための音楽理論」の期末の準備。 さらに学期末に伴う色々な雑用で、「師走」の意味を実感する日々でした。 昨日ルネッサンスの試験が終わり、今日教えているクラスの最終日。 本当はまだルネッサンスの期末試験の「テイク・ホーム」 (大きな課題の質問が課せられ、それについて一定期間内に簡単なエッセーを書く  締め切り12月8日)や、 音楽理論のクラスの「テイク・ホーム」 (博士課程試験の模擬でフォーマットも規制も全く同じ。12月12日締め切り)、 さらにルネッサンスのペーパーの最終稿(締め切り12月8日)、 そして「非音楽専攻のための音楽理論」のクラスから 「是非現代音楽について、一つセミナーをしてくれ」と言う、 生徒たちからのたっての頼みがあり、非公式に来週月曜日に特別クラスの実施をしたり、 さらにこれらの生徒たちの最終コンサート・リポート(演奏会に行って批評する)を受け取り採点、 それからもちろん、期末試験の採点、などなどまだまだ終わりには至らないのですが、 昨日の試験までがあまりにも上り坂だったため、試験が終わった段階で一つ肩の荷が下りた気持ち。 久しぶりにライス大学の日本人の方々とお寿司を食べに行きました。 お二方音楽とは関係の無い分野で博士課程の最終段階をなさっていらっしゃって、 今年イギリスと日本でそれぞれ輝かしい将来がお決まりになり、お祝いです。 それにしてもアメリカのお寿司というのは面白い。 えびの天ぷらとマンゴを巻いて、外側に刺身とアヴォガドの薄切りをきれいにあしらい、 キムチとマヨネーズのソースで食べる、とか。 結構美味しいです。 でも、お寿司の定義と言うのは、寿司飯が在れば何でもあり、なのでしょうか? 晴れがましいお祝いを一緒にさせていただき、楽しいひと時でした。 さあ、後もう一頑張り! 12月22日、12月31日、そして1月5日にそれぞれある演奏会の準備もそろそろ無視は出来ません!

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昨日は誕生日でした。

私はいくつに成っても誕生日が好きです。 テキサス州はヒューストンから車で一時間ぐらいのところにあるメキシコ湾に面した、 Galvestonという町に行ってきました。 ここは1850年くらいはとても栄えた港町でテキサス州一の人口と富を誇っていた場所です。 その頃の豪邸や船が沢山残っており、その中のいくつかは歴史的建築物に指定されて見学できます。 ショパンやシューマンやブラームスが活躍していた時代のアメリカのエリートや金持ちの人生を垣間見ることが出来るのはとても感慨深いです。 天正遣欧少年使節の勉強をめぐって少し歴史が分かってきた矢先ですから、特に興味深かった。 これからも見聞を広め、深め、ちょっとづつ自分の世界を広げていくことに喜びと意義を感じ続ける、その全てを自分の音楽人生に生かす、そう言う人生を歩む自分に自身と誇りを持つ、そう言うことを大事にこれからも一日、一日、正直に生きて行きたいと思います。

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ルネッサンスの試験、終わり!

勉強と試験と言うのはほとんど関係ないな~と思います。 おとといまでは、本当に勉強した。歴史的背景を理解しようと努力し、作曲家の生い立ち、環境、その結果の音楽的、宗教的選択と言うものを考慮して、そういった視点から彼の作品を読もうとした。でも、昨日とおとといの作業と言うのは、その絶大的な想像を超える歴史をなるたけ簡単な箇条書きにし、年号と共に丸覚えして、質問に答えられるようにする、と言うもの。山ももちろん張るし、質問しようのない事実や微妙なことは全て割愛!先生と教師の間の狐だましのような、ゲームのようなものです。 でも、筋肉と同じで、脳みそも使えば使うほど機能アップするものだな~と言う実感もあります。膨大な量の年号を丸覚えしていくのは、ある意味快感です。そして、自分で自分をテストして、自分が意識しているよりもはるかに多くの情報を記憶していることを知る時、人間の記憶力、脳みその不思議、そして自分の未発達の能力について、感動します。まだまだ頑張れる! 試験は上々でした。次はリサーチペーパーに締め切りが2週間後にあります。

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