Rice University

博士号一年目、今日晴れて終業!!

今日は、最後のクラスの日でした。 博士号一年目が終わった…何だか信じられません。 本当に色々あった一年でした。 さあ、これから日本に帰るまで16日あります。 日本では5回、演奏会をします。 今年のリサイタル・プログラムはゴールドベルグ変奏曲とリストのソナタ、 ピアノ・レパートリーの中でも特に大きい、そして対照的な二曲を並べます。 これから16日間、体力作り、健康管理をしっかり、毎日運動、健康食、そしてしっかり睡眠! そして一日に一個はゴールドベルグとリストの録音を聞いてみよう! それから来年の住まいの手配。 現住所を引き払うための所有物のお蔵入り。 日本でのプログラム・ノート執筆。 でも、何より、最初にお祝い! 今日は久しぶりにゆっくり寝ます。 そしてこれから毎日しっかり練習できることを楽しみに。

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3;20 AM

I am finally done with my music theory paper. It is now 3;22am. There are still many students at the library. I hear the clicking of computer keyboard, and people whispering amongst themselves about whether they should continue working or to go home. Why am I not running home to bed? I don’t know. I

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いよいよDCにやって来ました!

NYからバスで約5時間、いよいよDCに入りました。 着いたのは、昨日(水)の正午過ぎ。 図書館に直行し、軽くこれから弾く曲の作曲の手紙などをリサーチしてから、 4時から7時半まで図書館のクーリッジ演奏会場でリハーサル。 これが素晴らしいホールなのです。 本当に凄い音響のホールで演奏すると、 自分の音や一緒に弾いている仲間の音がも本当に楽に、美しく聴けるようになり お互いの音と自分の音を溶け込ませると言う作業が本当に楽しい、自然な事となるのです。 クーリッジ演奏会場と言うのは、どんなにお金を積んでも借りられるホールでは在りません。 招待されてのみ、演奏出来るホールです。 政府機関ですし、またこのホールを作るための寄付をしたエリザベス・クーリッジの意向もあって ここで行われる演奏会は全て入場料無料。 500席はいつも満員で、入場の為に列ができるそうです。 ここの音響と言うのは名高く、 私のここでの演奏が決まってから色々な人にその素晴らしさに関して聞かされてきました。 そしていかに色々な高名な演奏家たちがこのホールで録音したくて、でも断られたかと言うことも。 でも、こんなに音響に触発されるなんて、昨日実際弾き始めるまで予測できませんでした。 演奏が楽しみです。 旅をしていると、ちょっとしたことがとても心に残ります。 昨日、バスがDCのユニオン・ステーションと言う大きな電車の駅に着いた後 地下鉄に乗って図書館までやって来ました。 NYのグランド・セントラル・ステーションは世界一大きな電車の駅で、 内装も「ここはお城かしら!?」と思うほど美しく (私が映画監督だったら、王様の舞踏会はあそこで撮りたい!) 私の大好きな駅ですが、 DCのユニオン・ステーションも凄い! そしてどちらも地下に大きなフード・コートが在ります。 私は丁度お昼時だったし、食べ物にはいつも興味が在るので、地下をちょっと探検しました。 そしたら、色々なお店が沢山、沢山味見をさせてくれるのです! 「熱いですよ、気をつけて!」 と焼き立てのチキンが一切れ刺さったつまようじなどが押し付けられてきます。 私は本当にほくほくでした。 さて、地下鉄に乗って図書館に向かう道中。 私はスーツケースを抱えているし、きょろきょろして、いかにも旅人だったと思います。 図書館に行くまで何駅か一応覚えてはいたのですが、でも不安。 駅に着くたびにホームに書いてある駅の名前を確認していました。 ところが通過した駅の一つでは、駅の名前が大きな柱や、待機中の向かいのホームの電車の影で 見えない! 私が一生懸命、ろくろっ首になってきょろきょろ見ようとしていたら、隣に座っていた女の子が 「何々駅」 と、駅の名前だけを大きな声で言ってくれたのです。 恥ずかしがり屋の人が、一生懸命声を出した、と言う感じでした。 さらに、私が外国から来ていて英語が喋れない可能性を考慮して、 「余計な事は言わず、駅の名前だけをはっきり発音しよう」と心の中で決心して 覚悟して発音したような感じでした。 「thank you」と笑って見せたら、とても嬉しそうにしてくれました。 こう言う一期一会で、旅先では本当に良い思い出になります。

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和歌をアメリカで読む。

私と一緒に博士号を始めた作曲家のベン君は、学部生の頃一般教養のクラスで習った和歌に曲を付け、さらに色々な友達にその和歌を解釈し、訳してもらって物に同じく曲を付け、一つの組曲としたいそうだ。彼が選んだ和歌は以下。 Hachisuba no / nigori ni shimanu / kokoro mote /nani ka wa tsuyu o / tama to azamuku これは『henjo』と言う人の和歌だそうだ。 私は中二の六月に日本を去って以来、日本語のクラスなど一つも取ってもいないし、古文と言うのは憧れは在るが、チンプンカンプンで在る。和歌も57577であること、季語を入れること位は知っているが、henjoと言う人はどう言う漢字なのか、いったい何者なのかも分からない。さらに、こうやってローマ字で書かれた和歌と言うのは、漢字が無い分余計に分かりにくい。しかし、「日本のWAKAに曲を付けたい!」と言うベン君の心意気は嬉しいし、多いに応援したい。 頑張ってグーグルを多いに利用し、ベン君を助けるべし! 助っ人募集。 アメリカでは高校の世界文学の所ですでにHAIKUをやる。そして俳句の英訳程笑えるものは、正直言って中々無いと思う。例えば、「古池や、蛙飛び込む、水の音」と言うのは良くアメリカの教科書に出てくる俳句だが、その訳しは以下。 The old pond; A frog jumps in – The sound of water. 何だか、わびもさびもシューっと蒸発してしまった様な良く言えばカラリとした、悪く言えば「だから?」と言う様な訳しで在る。でも、実に直訳そのものだ。それでも高校の教科書にわざわざ日本の俳句を一々紹介するのは、やはり日本の文化や歴史がそれなりに評価されている、と言う事なのだろうか。。。? 頑張って良い訳をベン君に提出する!

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snow day

広~い、広~いアメリカなのだ。例えばこの国の北の先っぽは零下30度で、南の先っぽは27度と言う事もしばしば起こりえる現象で在るほど広~い、広~いアメリカなのだ。だが、今週に限って50州在る中の49州で雪が降っているそうだ。異常気象で在る。ヒューストンも雪が降るらしい。昨日と今日は零下に届くか届かないか位で、それだけで皆パニクッていた。その上昨日、「雪が降る」と言う天気予報が出た所からもうコメディーの様な大騒ぎである。皆食糧の買いだめに走り、今日の午後1時過ぎ、学校から電子メール、携帯メール、さらに携帯の留守電に次の様なメッセージが学校から一斉に送られた。「今日の授業は3時以降の物は全てキャンセル。学校の生徒も雇用人も皆帰って良し」。さらにヒューストンに三つある空港の中でも一番大きいブッシュ国際空港は3時以降閉館してしまった。まだ雪の「ゆ」の字も降っていないうちから、この警戒ぶりである。 そしてさらに可笑しいのは、 このブログを書いている現在夜10時になってもまだ雪はひとひらも降っていないのである! ハハハ

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