September 2010

自転車での行動範囲、広がる。

自転車での行動範囲がどんどん広がっていき、面白い。 ヒューストンと言う都市を私はかなり好きかもしれない。 気候は、皆に凄く脅かされてきたせいか、余り苦にならないし、 並木道が美しい広々とした通りや、美術館が立ち並ぶエリア、大学のキャンパス、 全てとても好ましいと思う。 今日は9月11日でした。 同時テロから、早9年。 あれから色々在ったなあ。

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中々充実

最近早起きをしている。 朝の渋滞前の道路を自転車を漕いで通学するのは、実に気持ちが良い。 大抵、練習をしてからジムで運動をし、クラスに行き、勉強をし、合間に追加の練習をする。 夜は宿題をしたり、ゆっくりしたり、マチマチ。 段々、生活のリズムと言う物が出来つつある。 その前進が、嬉しい。 マイ・ペースと言う物を崩さずに、着実に一日一日、一歩一歩進んで行こうと思う。 博士課程の必修「キャリア・クラス」で性格診断のテストを受けた。 インターネットで取るテストで3つ在るのだが、まず今の状態と言う事で 「自分は今幸せである」に「不正確」1~「正確」10までで、自分で診断する。 私は、今、幸せだと思う。 性格診断の結果が出るのは2週間先だが、何だか面白いテストだった。

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ヒューストンを自転車で探検!

かき忘れていましたが、先週末は月曜日がLabor Dayで日本で言う勤労奉仕の日。 同じ下宿で別の部屋を借りているソフィアと、ヒューストンのダウン・タウンに在る美術館に行ってきました。 ソフィアはフィンランド出身の生物学者です。 彼女の専門はコンピューターで生物学のデータを分析する事です。 ベテランのサイクリストらしく、私より1週間ほど遅れてヒューストンに来たにも関わらず、 凄い行動力で、ぼろぼろになるまでヒューストンの地図を研究し、 何時間にも及ぶ自転車旅行をして来ては 「今日はここに行った。」「今日はこの公園に行った」 と、地図で見せてくれます。 今では私に「新鮮な野菜とパンが欲しければここに行くべし」と、リンクを送って来てくれたりします。 「私は自転車は下手くそだからね、転んだりするかも知れないからね」と私が念を押したので、 ソフィアは後ろをチロチロ見ながら、超ゆっくり運転をしてくれました。 でも、ヒューストンは並木道がとても美しく、ダウンタウンは歩道が広々としていて堂々と自転車で走れ、 美術館までの道のりもとても楽しかった。 そして美術館自体も素晴らしかったのです。 二棟ある、とても大きな美術館で、全部見る事は初めからあきらめて、 ソフィアの要望でアメリカン・アートに集中する事にしました。 18世紀~現代まで実に豊富なコレクション。 しかもキューレーションがきちんとしているので、年月の流れが如実に分かるようになっています。 でも、アメリカはやはり1960年頃まではヨーロッパへの劣等感が強かったんだなあ、と思いました。 私はアメリカ物はそれ以降の物の方がずっと好きです。 初めて、お家とキャンパス往復以外の自転車の有効利用をしました。 突然グッと、ヒューストンが身近になりました。 ソフィア、ありがとう。

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上手く行った、演奏の話

今日は「マインド・ボディー」のクラスが在る日でした。そこで、「上手く行かなかった演奏のことばかり記憶に残って、上手く行った演奏の事はすぐ忘れてしまうのは、なぜだろう」と言うディスカッションが在りました。う~ん、なぜだろう。 「マインド・ボディー」で「推薦図書」として本のリストが配られた、その一冊「Free Play」と言う本を今読んでいます。これは、「修行に励む余り音を楽しむと言う、基本的な音楽の姿勢から離れてはいないか?練習のし過ぎで、演奏家から柔軟な即興性が失われ、同じ演奏を繰り返す機械に近づいてはいないか?それを取り戻すために、即興を試みよう!自分の中の子供らしさ、純粋に楽しむ心を取り戻そう!」と言う本です。実際、私を含むクラシカル奏者の多くは、即興が苦手です。練習した曲ならリストでもバッハでも曲芸の様に指が動くのに、「じゃあ、サザエさんの伴奏をして」などと楽譜無しで言われると、突然しどろもどろになってしまうのです。まるで演技力で鳴らす役者が、全く日常会話が下手くそ、とかそういう感じ。私はここしばらく、毎日5~10分ほど、即興を楽しむようにしています。 本の効果か、それとも毎日の即興の成果か、はたまたヒューストンの水が合っているのか、この頃ちょっと調子が良い。弾いていると、ぐんぐんとイマジネーションが湧いてきて、自由自在に曲の中で遊べるのである。今日は私の教授に師事している生徒たちの前で今度のリサイタルのプログラムから数曲、披露しました。私は自分の演奏に満足する事は少ないのだが、今日は上手く行ったと思う。皆に褒めてもらった。とても気持ち良かった。

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ヒューストンは聖書地帯。

ヒューストンに来るにあたって不安だったのは、テキサス州はバイブル・ベルト(安易で申し訳ないのですけれど、ウィキ曰く=中西部から南東部にかけて複数の州にまたがって広がる地域で、プロテスタント、キリスト教根本主義、南部バプテスト連盟、福音派などが熱心に信仰され地域文化の一部となっている地域。同様にキリスト教会への出席率の非常な高さも特徴になっている。社会的には保守的であり、進化論を教えることが州法で禁じられていたことがあるなど、キリスト教や聖書をめぐる論争の絶えない地域である)に属している、と言う事である。共産党が強いし、保守的らしいし、特にニューヨークやロサンジェルスの芸術家コミュニティーでは、「ジョージ・ブッシュの出身地」と言うだけでイメージが悪い。 でも、私は予期せずしてライス大学がすっかり気に入ってしまったので、同時にヒューストンにも少しずつ興味が湧いてきた。例えば、キャンパスを歩いているとテーブルに腰掛けて頭を垂れて4人組とかで堂々と一緒にお祈りしている所を目撃したりする。ニューヨークとか、ロサンジェルスではちょっと考えられないことだ。今まで私が居た所では信仰深い人と言うのは少数派だった。何となく信仰を公にするのははばかられる様な雰囲気が在ったと思う。私は自分は無宗教だが、一般的には宗教と言うのは中々良い物だと思っている。嫌いなのは、宗教の副作用として出てくる固定観念や、排他主義であって、宗教の理想を本当に把握している人たちは素晴らしい人達が多いと思う。そして、一緒に座って一緒にお祈りをしている人達を見るとちょっと(いいなあ。。。)と思うのである。 と、言うわけで今日は友達のバイトに付き合ってヒューストンのメガ・チャーチの一つ、First Baptist Church を興味本位でお邪魔して来た。ライスのすぐ近くにあるLakewood Churchと言う所は、アメリカ一大きな教会だそうで、高速道路の横にで~んと構えている様子は、まるで巨大オフィス・ビル。とても、とても教会だとは想像できません。今日行った教会はヒューストン第二の大きさだそうで、席は3,500.音響の機械に1700万ドル使ったそうです。外観は全然教会らしく無い、長方形の箱ですが、ロビーはまるでホテルやデパートの様な豪華さ、きらびやかさ!そして教会の中では、サービス中、ディスコ調の光の演出が在り、音楽が在り、霧が出てきたり、まるでミュージカルの様!パンフレットも色つきの厚紙のとても高価そうなものでした。じっくり読むと実に面白い!例えば「あなたの為に祈りをささげて欲しい人は、いつでもご連絡を」と書いてある下の連絡先は、電話番号、電子メール、そして携帯メール。音楽も、日曜日3回あるサービスで全て違って、朝はオーケストラとコーラス、そして私が行った午後はエレキ・ギターやボーカル、電子オルガンなどのバンド。 私にはやはり、馴染みの無い、遠い世界のお話ですが、でも文化体験としては面白かった。

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