June 2011

Pianofestでの生活

ここでの生活はとても単純です。 要するに12人のピアニストの共同生活。 寝るのは近所の寝室に一部屋二人ずつ割り当てられてそれぞれそこで寝ますが それぞれ徒歩だと30分くらいかかるため中々「ちょっとお家に帰って…」という訳には行かないし、 練習も食事もインターネットも社交も全てメイン・ビルティングで行われるため、 起きて洗面とシャワーを済ませてからは眠るまで ずっとこの12人と一緒にメイン・ビルティングに居ることになります。 朝は8時半ごろ集合、適当にキッチンにあるもので各自自由に朝食を自分用に用意し、 食べ終わった順に練習室へと消えていきます。 「メイン・ビルディング」と言っても、これはかなり大きめではありますが、普通の住宅です。 その居間、キッチン、寝室、ありとあらゆる部屋に色々な大きさのピアノが全部で8台置かれています。 ピアノにあぶれたら、他の人とおしゃべりしてピアノが開くのを待ったり、読書やインターネットです。 外の日光浴をしたり、お散歩をしたり、町も徒歩約8分のところにあるので、 そこでコーヒーを飲んだり、ウィンドウ・ショッピングも出来ます。 ただし、ここはお金持ち用の避暑地なので、なにもかも、かなり高めです。 5時ごろになると、夕飯の支度が始まります。 キッチンの掃除や、洗い物、食事の支度など分担が細かく表に示されていて、 それにしたがってみんなおしゃべりしながらでも結構効率よく分担をこなしていきます。 7時が夕食の定刻で、その後は思い思いに一緒にテレビを見たり、ビールを飲んだり、 練習したり、電話で恋人とおしゃべりしたり、などなど。 そして10時ごろ、みんなの練習が終わったら、パーティーです。 今日は、みんなで夜の海岸に行く予定です。 私はみんなの準備が終わるのを待っている間にこのブログを書いています。 そうそう、今日はここの経費の寄付者の一人であるスペインの「プリンセス」が夕食に来ました。 スペインに皇室があることさえ知らなかった私はずっと冗談だと思っていて、 彼女が帰ってから彼女が本当に「プリンセス」であったことをみんなに言われました。 え!?

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忙しさの合間、そしてこれから音楽祭!

「わーーーーー!」と叫び続けている様な、 わくわくして楽しい活動を次から次へと飛び石しているような そういう時間の中で突然ポッと出来る、 待ち時間。 日本からNJの高校時代のホームステイ先、私のアメリカン・ファミリーのお家に帰ってきて 2日半、前後不覚に眠り続けたあと、NYで一泊二日した。 しばらくぶりの、懐かしい友達ばかり、立て続けに6人と、 公園をお散歩したり、芝生でごろごろしたり、お茶したり、食べ放題で無茶食いしたりしながら、 近況報告やこの頃の疑問や日本の現状や音楽やそれぞれの専門キャリアについて 思いっきりおしゃべりした。 その後NJに帰り、私のアメリカン・ファミリーとゆっくりお食事をした後は これから一ヶ月、今日から始まる音楽祭のための荷造り。 汗をかきながら一生懸命間に合わせた。 そしてNYにスーツケース2つとラップトップケースを担いで乗り込み、 音楽祭のあるイースト・ハンプトンにに向かう電車が出るまで突然2時間の空白。 お茶を買って、スタバでブログを書く。 ミント・ティーがおいしい。 これから行く音楽祭は「ピアノフェスト」と言ってNY州の半島、 ロング・アイランドのイースト・ハンプトンと言う町にある。 イースト・ハンプトンは海岸沿いのとても美しい別荘地で マンハッタンに住む上流階級の人たちが避暑地として使うことで有名。 この音楽祭は学費も滞在費も食費も全て出してくれ、その上に少しお小遣いをくれる。 クローデ・フランクやジェローム・ローエンソールなど、過去のゲスト教授のリストも貫禄あり。 公開レッスンや練習のほかに一ヶ月の間で6回ほどの演奏会に出演する。 私の友達で過去に参加した人たちは、何よりも一回12人と言う小規模な音楽祭での 友情の発展が楽しかった様で、 私は今年がんばった自分へのご褒美のつもりで海辺でゆったりしてこようと思っている。 音楽祭のリンクはこちら。 http://www.pianofest.com/Welcome.html

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時差ぼけ・睡眠

6月4日夜遅く、千葉県稲毛市に在るJazz Spot 「Candy」での演奏と打ち上げが終了してから9日に成田を出発するまでは本当に目まぐるしい日々が続いた。6月7日に震災から3ヶ月経った仙台市、国際貿易港・仙台港から南に名取市、岩沼市、亘理町、山本町、県境を越えた福島県新地町の平野部などを訪れたのを始め、これからの日本での演奏活動のためのミーティングや視察、会合や、日本でしか会えない友達と会ったり、演奏会に行ったり。。。朝早く、夜遅く、そして不慣れな日本の電車を乗り継いで東京中を駆け巡った。 そのせいか。NYに9日の4時半についてから、後先なく眠り込んでいる。9日は8時半就寝、翌朝4時半まで眠りこけて3時間必要なメールなどをしていたが、早朝7時半から午後12時半までまた泥の様に眠り、昼食をはさんでまた3時から7時まで午睡、そして10時にはもうきちんと眠っているのである。10日もほぼ同じく。それでも、少しテレビを見たり新聞を読んだりする気になっただけ、回復して来ているのかも。 私は本当はとても健康な睡眠者なのである。朝、外が明るくなると、元気はつらつパッと目が覚めてしまう。何時に就寝しても同じなのだ。さすがに夜がすごく遅かった次の日は午睡をするが、それも20分程度でパッと目が覚め、その後は元気いっぱいですっきりしている。時々寝坊できる友達がうらやましくなるほど、健康優良なのである。 だから、今回はこういうのを楽しんでみよう。眠れるだけ眠ってやろう、とベッドで多くの時間を過ごしている。そして今、朝の8時ちょうど。さて、もう一度ベッドに戻ろうか…?

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「ピアノの時間」エピソード10が放映されました。

ロサンジェルスの日本語テレビ放送チャンネル、Ntb(Newsfieled Television Broadcasting)で私が担当しているミニ・シリーズ、「ピアノの時間」が10話目を迎えました!今回は「言葉の持つパワー」と言うタイトルで、ベートーヴェンの「月光」を弾いています。下のリンクの7;05-11;25が「ピアノの時間」です。 http://www.soto-ntb.com/program/2011-06-05/

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