ドビュッシー、音楽と美術


明日ある三鷹にあるギャラリー「静」でのサロン・コンサートを皮切りに6回の独奏会「ドビュッシー対ムソルグスキー ~視覚を刺激するピアノ曲」を行う。
今日はそのインスピレーションを求めてブリヂストン美術館が開催している
「ドビュッシー、音楽と美術~印象派と象徴派のあいだで」を見てきた。
18世紀後半頃、まさにピアノと言う楽器が作曲家の念頭に上り始めた頃から、著しくなった音楽の流れに置けるドイツの多大な影響力。それに反抗しようと欧米各地でいろいろな作曲家が模索を始めたのが19世紀後半。ムソルグスキーとドビュッシーの接点はそこにある。彼らは主にドイツを主流とした伝統・慣習・常識・固定観念といったものから自由になるべく、自国の美術、文学、舞台芸術、民族芸術、歴史、そしてドイツ以外の何でも「エキゾチック」とされたものに目を向ける。
今回の展覧会ではブリヂストン美術館がオルセー美術館とオランジュリー美術館と提供してやっているもので、ドビュッシーが身の回りに置いていた絵画や小さな置物(日本のものが非常に多い)、彼と交友のあった芸術家たちや彼らの作品、彼自身の肖像画など。そして500円でオーディオ・ガイドを借りるとドビュッシー自身が(日本語)で自分の作品を影響した作品の紹介や背景の説明をしてくれ、また彼自身の曲も聞くことが出来る。
とても充実した企画だった。そしてジャポニズムの影響の強さにも改めて感銘を受けた。
明日からの独奏会、目を閉じて、出来るだけイメージ鮮明に、固定観念に囚われず出来るだけ自由に正直に、素直に、弾きます。