明鏡日記9.23:オレンジ色の空の下でピアノを弾く

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煙の匂いが無かったので、山火事の影響だとはしばらく気が付きませんでした。でも奇妙に空気がオレンジ色なのです。ニュースを読んだ野の君が「遠くの山火事の煙が風向きの影響でこちらまで流れ込んできているらしい」と。

3週間前のハリケーンアイダの影響で、私が高校に行ったNJの区域は洪水の被害で大損害を被りました。もう四半世紀お世話になっているドレスキンさんのお家の一階は土砂が流れ込み今でもまだ後片付けに追われています。一階に在った家具は全て廃棄処分となりました。

温暖化の被害はもう他人事ではありません。でも、これらの自然災害の一つ一つの対処に追われる災害区域の人々は、総括的にこれを温暖化と思ったり、その為に長期的にどうしようかと考えている余裕はないのです。そして災害の直接の被害を被っていない人は温暖化以外の事で毎時間を忙しく過ごしてしまっています。

そんな中でTempo:Music for Climate Actionのホームページに載せるためのインタビューの動画収録がありました。音楽で人は共感力を増す事は、脳神経レヴェルで説明がつく生態的な反応です。この共感力で世界市民が同じゴールに向かって一体感を持って協力できれば...更に、自然に対しても、例えば森や川や海を擬人化して考えて慈しむことができたら...

インタビューが終わったあと、ドレスキンさんの長年のお気に入りの曲を収録してYouTubeにアップしました。シューマン作曲リスト編曲の「献呈」です。

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