洒脱日記191:耳を傾けるということ

この記事は10月1日に掲載された連載中コラム「ピアノの道」No. 42と同文です。 私は毎朝ピアノに全てを預けることで練習を始めます。ピアノの鍵盤に自分の手・腕・肩・頭、そして出来る限りの上半身の重みを委ねて「ジャ~ン」と和音を解き放ち、その和音が消え入るまでの約一分間、音と自分を一体化するのです。目は閉じます。イメージで言うと蛙の飛び込んだ古池の水面がまた鏡の様に静まるまで見入る感じ。音波が遠のいていくのに集中すると、呼吸も気持ちも落ち着いてきます。「耳のウォームアップ」です。 本当に耳を傾けるということは、何が聞こえて来ても受け入れるという態度と覚悟、そして同時に希望と期待と信頼です。「聴く」は音に対して主体性を持つことです。一方で「聞こえる」は自分に関係なく鳴る音を認知するということ。でも「耳を傾ける」というのは音とその音源を全身全霊で受け止めることだ、と私は思っています。これは本当に難しいです。 人と対話をしている時、相手が言おうとしていることに大方の検討を付けてしまうと、自分の返事の内容ばかりに集中したりしてしまいます。でも相手の発言には言葉以外に、声の抑揚、息継ぎ、勢いや言いよどみ、色々な表現がありますよね。相手に「耳を傾ける」のは言葉の理解を超えて、同情し寄り添うことだと思います。意見が違う人こそ、その表現に人間性をお互い見出したい。テクノロジーを介したコミュニケーションが激増し、生身の会話が少なる中、そんなことを音楽家として主張していきたいと思います。 来る10月3日(土)の2時半から4時までNYにあるNPO『Restorative Justice Initiative』主催で演奏とトークの会に出演します。Restorative Justice-日本語では「修復的司法」というお堅い名前ですが、実はとても優しい。今は犯罪や事故などの場合、損害を起こした責任者が罰を受けて償いますよね。そうではなく被害者が受けた損害をRestore(修復)するべく、損害責任者を中心にコミュニティー全体で修復法を探る対話をする、という法制です。これを広めるためのオンライン・チャリティーコンサート。「聴く姿勢の大切さ」というお題目で主催者とトークをし、演奏を致します。ご一緒頂ければ幸いです。 今日行った演奏はこちらでご覧いただけます。

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洒脱日記189:グアバが空から降ってくる!

グァバの健康効果◎血糖値を下げる効果
◎ダイエット効果
◎動脈硬化を予防・改善する効果
◎高血圧を予防する効果
◎便秘や下痢を解消する効果
◎感染症を予防・改善する効果
◎ストレスをやわらげる効果
◎美肌・美白効果
◎丈夫な体をつくる効果
◎疲労回復効果

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洒脱日記188:「Write to Change the World」ワークショップ

「書いて発表するという行動は、必ず結果を起こします。しかし、その結果は期待とは逆効果の場合もあります。女性が発表する場合、そして有色人種が発表する場合は、逆効果になる可能性は倍増します。真実を発表しても叩かれる、嫌われる、酷評される...そう言う好ましくない結果も可能性の範疇にあります。しかし、だからと言って、同じ種類の苦しみを味わっている人を救える可能性を無視する事が出来ますか?」

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洒脱日記187:米大統領選討論を観ながら書こうと思いましたが…

私がバイデン大統領候補を好きなったきっかけは「癌ムーンショット計画」についてライス大学に講演に来た時です。バイデンは副大統領時代、2015年に息子を脳腫瘍で亡くしています。その事から2016年に大統領選への出馬を断念、その代わりに立ち上げたのがこの「癌ムーンショット計画」です。アポロを月面着陸させるという「ムーンショット」と同じくらいの野望、という意味の命名です。癌の撲滅を目指し、研究費を増やすと同時に、進行中の物も含め癌研究に関するデータを一般公開することで研究者同士や、研究者―臨床医ー患者の情報共有を目指す、という企画です。個人的な悲劇を人類愛と未来への希望へと昇華している夫婦の姿に感動しました。

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