音楽人生

旅はタイムマシーン

旅はやっぱり良い! 旅をしていると、多分感受性が鋭敏に成っているのだと思う。 見聞きし、食し、感じる物全てが『重用事』としてインプットされているからなのだろうか? 一週間の滞在とは思えないほど 毎日が思い出に残る会話やイベントやちょっとしたハプニングでぎっしり。 ヒューストンに帰ってきてみると、ナンだか『懐かしい!』とすら思ってしまう。 たかが1週間の不在だったのに。 ヒューストンでは私が旅立つ前の友人や状況が、私を待ってくれている。 でも、私はグーンと人生進行した気持ち。 タイムマシーンに乗って、帰ってきた感じ。 そしてもう一つの『タイム・マシーン現象』は、パリの歴史の重み。 私が今回演奏させていただいたマレー地区は第三区にあるアルメニア教会。 石造りで天上の高い、17世紀に建てられた、非常に赴きの在る教会である。 毎週末、ヤマハのベビーグランドで演奏会が行われているらしいのだが、 ここは何と、ルイ16世がギヨティンで処刑になる道中、立ち止まって 最後の告解を行った教会でもあったのである! 余り目立たない壁の一角にひっそりと、 その時類16世が着た、と言う今ではぼろぼろの上着が額に入ってかかっている。 これに震撼してしまうのは、私が今論文用にパリでの演奏会の移り変わりを読んでいて、 丁度革命を前後して、いかに演奏様式が変わったかを勉強しているからだろうか? 教会で演奏している、私の写真です。

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パリでの演奏は大盛況の内に終えることが出来ました。

こういう夜は本当に「音楽をやっていて良かった~」と心の底から思います。 今日の午後までは会場のピアノも音響も分からず不安で 「ひどいピアノと音響で弾くのは、野球バットでテニスやれ、と言われているようなモンだよな~」 とか一人でちょっと腐れていましたが、 ピアノも音響もOK! しかし何より私を触発してくれたのは、その聴衆です。 打てば響く、と言うような、本当に身を乗り出して聞いてくれているのが手に取るように分かる聴衆。 そしてうまく共感してもらえた時は拍手しながら大きくうなづいたり、目力が凄い! 演奏会の後の打ち上げもとっても楽しかった。 これからの夢が楽しく語れる会でした。 こういう時間は世界の全てに感謝で一杯です。 ありがとう!ありがとう!!

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自分の道を心頭滅却して沈着に進むための覚書

物凄い演奏のオファーが来る。 突然、演奏会をキャンセルされる。 人に好意を示される。 人にないがしろにされる。 演奏をすると言う音楽人生に於いても、 外国で生活を営む独身女性という立場に於いても 日々色々なことが起こり、その度に対処すべき現実が変化する。 でも、それに一々翻弄されて、邪念にまみれるのは 時間の無駄。 修行の邪魔。 自分は正直に一生懸命、修行を積み重ねてきている。 自分はいつも最善とは何かを問い、できるだけそれに近くあろうとしている。 その事実に自信を持つ。 日々の小さな出来・不出来にこだわらない。 主体性を持つ。 自分は何を理想とし、目指しているのか。 そのヴィジョンを現実化するためにはどういう行動が必要なのか。 機会を提示されたら、即何があれば自分がより理想に近づけるのか明確に言葉に出来るようにする。 逆に、理想に近づくのを困難にする現実や出来事は 修行の一環だと思い、甘受する。 理想を高く掲げて、心頭滅却。 礼儀と節度をを持って、優雅に接する。 どんな場面でも、美しくあろう。 パリに、行って参ります。

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演奏旅行

月曜日の夜、パリに向けて出発する。 約一年の間に三度目のパリである。 ナンだかちょっと『パリに帰る』、と言う感じ。 一回目は2013年の夏、国際比較文学研究会の学会での研究発表と 学会開会前夜に演奏させていただいた。 二回目はその直後の10月。 と、言うことで約1年ぶりのパリ。 今回は28日(日)の夜19時開演で第4区にあるアルメニア教会での演奏もさせて頂く。 音楽の世界は狭い。 世界中に音楽仲間が散らばっている。 今回パリに行くと世間話を何気なくしたら 昔しの学友が今はパリと聞いてびっくり。 早速連絡を取ってランチの約束をする。 友達の友達も多い。 さらに異国で会う同郷人と言う、繋がりも生まれる。 去年の秋にパリでたまたま言葉を交わした日本人留学生の方々が Facebookで今回の来訪を楽しみにしてくださっている。 ありがたい。 「音楽は世界の共通語」だなあ、とこう言う時にも思う。 と、言うことで場所や環境は変われど、 私はする事はいつもと同じなので 楽しみなだけで「大変」ではない。 行ってきます!

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3枚目から2枚目へ移行宣言!

昨日、友達と話していて口から出任せだったのだけれど、 自分で自分の言うことを聞きながら (あ、これって「真実」かも!覚えとかなくちゃ)と思ったこと。 私も、私の友達も、クラシック音楽家と言えど、 いままでどちらかと言うと「ノダメ・キャラ」で来ていた。 いつもどたばたと、面白おかしく、詳細にこだわらず、がさつだけど大らか、みたいな。 でも、私は「色」とか「気遣い」「思いやり」「ゆとり」などから来る 「女性美」追求にギア・チェンジをしたい、と思うのだ。 理由は色々在って、今まで人や自分にきちんと説明したことも無かったのだが、 昨日の会話で言った出任せは、案外正当かも。 がさつをひょうきんでごまかして、面白おかしく出たとこ勝負で、と言うのは勢いが要る。 勢いは良いし、楽しいし、勢いがなきゃできないことも沢山ある。 でも、それは一生は続かない、と思うのだ。 これから段々成熟していくにつれて、色々得る物も多いと思うのだが、 一つだけ落ちていくことが決まっているのは、勢いだ、と思うのだ。 死ぬまで毎日、少しずつ進歩していくことを自分に課している私は、 勢い任せの3枚目より、 じっくりと追求できる「余裕」「細やかさ」「気配り」と言った 一呼吸置いたような「色」の方がずっとこれからの可能性を秘める成長株なのである。 これは、日常生活に於いても、音楽の解釈や演奏に於いても、全く同じである。 と、こういう話しをじっくりできる友達に恵まれていることは、幸せ。

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