日本人ピアニストとして観る日本文化

実家で暮らしていると、毎日朝の連ドラを観ることになる。 私は飛び入り参加なので、最初は付き合いで「ながら鑑賞」しているが、 その内一緒にはまりまくって、用事で観れない日はちゃんとDVDで鑑賞して、 次の日遅れを取らないように、努力をするまでになる。 「花子とアン」は今までの私とは違った、特殊な楽しみ方もしている。 着物が面白いのである。 私の新発売アルバム「ショパンToジャパン」に起用する写真を撮影するために、 私はヒューストン在住の日本人のA-さんとM-さんにお世話になって 着物を着付けていただきました。 A-さんは素晴らしい着物のコレクションをお持ちで、 色々な生地に触れ、色使いやデザインを鑑賞して、 そして実際に着物を着て歩き回り、色々な場所でポーズを取っている内に 日本文化、日本の女性美などに思いを馳せるに至りました。 決して実用的ではない、そして特殊な歩き方や姿勢をジンワリと強要する、 しかし、女性のうなじなど、西洋では見過ごしがちな、 性的と言うよりは、母性的な美しさを強調する(と私には思われる)着物。 その着物と中着や帯のコンビネーションが非常に面白い。 普通の感覚ならかなりのミスマッチな物が 特に登場人物の気持ちが揺れているシーンや、意思のぶつかり合いのシーンでは起用されていて、 誰が決めているか知らないけれど、衣装の方とお話ししたい!と思います。 着物、もっと体験してみたいけれど、 そのお値段、そして非実用性から言うと、 やっぱり高嶺の花かな~。 あの袖、あの重さでは、絶対ピアノは弾けないし。 たすきがけしたら、弾けるかな?

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