勉強会

宿題と、練習と、そしてまた宿題、と言う感じで一日が終わろうとしていた昨晩。 (今日は、ちょっと非社交的だったかな)と少しさみしく感じながら ベートーヴェンの交響曲とにらめっこをしていたら 学校で同じく勉強をしていた子がインターネットでチャットをしかけて来た。 「お茶でも飲みに行こうよ」 「今週末はお金使いすぎたから、お散歩なら良いけど、お茶は飲まない」 「じゃあ、今から行く」 車を持たざる者に取っては車所有者のこう言う行動力は時として驚異である。 もう外は暗いのに。。。。 「ベートーヴェンの和声分析しなきゃいけないから、ちょっとだけね」 と念を押す私に 「じゃあ、家に総譜を持ってきて、一緒に勉強しよう! アイスクリームの買い置きも在るし、お茶も作れるし、それに全部タダだよ!」 その明快な論理に思わず連れられて行ってしまった。 お互いそれぞれの宿題と格闘としながら、アイスクリームとお茶で、とても楽しい一時だった。 あのまま一人で部屋で総譜をにらんでいたより、結局はかどったかも。 「ちょっと邪魔をしても良い?ここどうしてもわからないんだけど。。。」 とお互い何回も繰り返し、かなり話したが、でも話す相手の居る方が考えが整理出来るし、 それにず~っと同じ所をにらんで、同じ事を頭の中で反芻していると、 時には灯台もと暗しになって、当たり前の事を見落としたりしている。 会話と言うのは、時として思考の潤滑油になるんだなあ、と思った。 勉強=非社交、という公式は取り払ってみよう、と思った。

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